「あひる飛びなさい」を読了
ある会社の歴史について長い原稿を依頼されたことがある。
ずいぶんとたくさんの古い資料を集めて読みこんだ。
社史はもちろん、当時の社員の著書や回想録も多数。
もちろん昔を知るOBの皆さんにもインタビューして、
ほとんどの現役社員よりは詳しくなったかもしれない。
悲惨な事故の教訓からの必死の改革の歴史もあった。
それは会社の発展を語る上ではきわめて重要なのだけど、
現役社員にはイヤな顔をして文句をいう人もいた。
その事故を知らなかったのか、なかったことにしたいのか。
不都合な歴史を「貶めるのか」と否定する馬鹿は、
いろいろな分野、世の中全般に増えているように感じる。
事故で亡くなった人も改革に努力した先人も浮かばれまい。
だいぶ前に古本で買って積んであった
「あひる飛びなさい」(阿川弘之/ちくま文庫)を読了。
フィクションではあるが、
かつて読んだ資料と違和感のない時代の空気感に、
なんとなくタメイキをつきたくなる過去を思い出した。
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