2024/11/22

涙雨(ちょっとちがう)

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半端な曇天よりは思い切って雨が降ってくれた方が
写真としてはまだ面白くなる可能性が高いのだが、
わざわざ撮りに出かけたいと思うほど好きなわけではない。
だからこういう写真は、
泣きながら行った仕事のついでに撮ったものだろう。

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2024/11/16

カメラはおしゃれ?

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某国で入った喫茶店、
中古のカメラをたくさんディスプレイしていた。
二束三文で売られているような安モデルばかりだが、
ちょっとホッとした。
オーナーがカメラ好きとは限らないけど、
少なくとも悪い印象は持っていないのだろう。

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2024/10/30

最強最低のレンズ

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キヤノンのRF24-240㎜は最強の取材レンズだと思う。
1本で人物取材だの地上の飛行機だのはほぼ網羅できる。
レンズ交換はほとんど不要だからゴミがつく心配がないし、
画質もかつてのEF-L凡レンズと比べて遜色ない。
ボケ味?知るかそんなもの。芸術派じゃねえんだよ。
ただ、飛んでいる飛行機には使えないクズレンズでもある。
そこそこの頻度でISが流し撮りに抵抗するのよ。
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※どちらもクリックで拡大します。
今日の写真はほぼ同じタイミングで同じように撮った。
SKY機はちゃんと流し撮りになっているけど、
JAL機は流し撮りを手ブレと判断されて地面だけぴったり。
しかもISのモード切替はオートだから、ほぼ運まかせ。
だから仕事の飛行機撮影では怖くて使っていないのだが、
僕の使い方が間違っているのか?

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2024/10/13

スポッティング写真のむずかしさ

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スポッティング写真にはいろいろな条件があるそうだ。
フィルムの時代にはKRかKM(コダクローム)限定で
順光で真横で焦点距離は50㎜で…とか。
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だが実際に厳密にこだわっている人は見たことがない。
そういう話をする人が過去に2~3人はいた程度。
都市伝説みたいなものではないかと、実は半信半疑。
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それほど厳密ではない人は、そこそこいる。
僕も真横の写真を撮らないわけではないが、
「たまたま真横でした~」というだけで、こだわりはない。
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さすがに僕もこれをスポッティング写真とは呼ばないが、
撮ったときの記憶までよみがって、むしろ楽しい。
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そりゃあ順光で真横で撮れたらきれいかもしれない。
でもスポッティング写真の「理想」を追求するほど、
誰が撮っても同じ没個性な写真に近づいていく。
いいのか、そんなんで?

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2024/09/07

飽きても楽しい

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飛行機は撮っているだけで楽しいのだが、
まったく飽きない、ということもない、僕は。
同業者にもたまに「飽きない?」と聞いたりするのだが、
それはプロとしては禁句なのか、
これまで「飽きた」と答えた人はいない。ふ~ん。
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だって半世紀も撮り続けているんですよ。
確かにカメラの性能が上がって表現の幅は広がったし、
「光や雲が同じ瞬間は二度とない」とか、
月並で優等生的な答はいくらでも用意できる。
それを熱く語りすぎる人にはどん引きするが(笑)。
でも、飽きたつもりでも撮っていると楽しい。
それが「飽きない」っていうことなのかな。

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2024/07/22

キヤノンFTbは3万5000円だったらしい

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<那覇空港1976年。キヤノンFTb+ネガカラー>
「あの頃、今のカメラがあったらなあ」と、
まあ、僕も考えたことがないわけではないが、
あまりにもくだらなすぎて願望とすらいえない。
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<小松基地1979年。キヤノンF-1+プラスX>
もう見られない飛行機を今の高性能なカメラで撮れたら、
そりゃあ簡単に失敗なくシャープな写真は撮れただろう。
でも昔の写真は、そうしたカメラの性能も含めて、
時代を記録しているのではなかろうか。
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<リノ・エアレース1991年。キヤノンEOS1+PKR>
僕の上の世代では30歳をすぎたらギックリ腰、
40歳をすぎたら老眼でピントが会わなくなって、
50歳をすぎたらお払い箱、というのが並カメラマンの人生。
今は軽い機材も増えているし高性能なAFのおかげで、
取材現場はさながら高齢者施設のようになった(笑)。
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<百里基地2006年。キヤノンEOS20D>
今のカメラで昔の飛行機を撮れたならなあなどと
くだらない感傷にひたっている暇はない。
いま記録しなければならないもので手一杯だし。
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<岩国基地2015年。キヤノンEOS7D2>
で、めでたくも(?)66歳になりましたよ。

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2024/05/30

凡人以下が才能を語ると

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以前、つけっぱなしのホテルTV(無料のやつね…笑)で、
ソール・ライターの特集番組をやっていた。
才能というのは、凡人があがいてどうなるものではない。
そんな風に思わされる写真家だが、
凡人以下の馬鹿が語るとこうなるのかとアゴがはずれた。
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「昔のカメラでは露出もシャッタースピードも、
全部自分で合わせなくてはならなかったのです」とか、
ソール・ライターをそんな低いレベルで語るのか?
結果、気取った案内役のオネエさんも恥をさらすことに。
でも、笑ってばかりもいられない。
記事を作るときには、いつも他人事ではない。

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2024/05/21

プロの査定は厳しいからよい

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欲しいときに新品が手に入らなかったレンズを
これまで2本はヤフオクで買ったことがあって、
2本ともクズをつかまされたので後悔した。
どちらも状態のよさそうな、高めの品だったのだが。
逆に不要なカメラをヤフオクで売ったこともあるけど、
不良品だなんだと言われることもあって大変だった。
いやー、普通に仕事に使ってたんですけどね。
ということで今は下取りをしてくれるカメラ店で
プロの眼で査定してもらって引き取ってもらっている。
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今回は予備に取っておいたEFレンズ2本を更新。
もう何年も使っていていなくて邪魔だったから、
追い金払って新しいRFレンズ1本と買いかえた。
いくつか難点を指摘されて厳しい下取査定だったのだが、
「あ~、このボロさって仕様じゃなかったのか」と(笑)。
素人に売ってたら面倒だったろうなと、ホッとした。

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2024/05/10

難易度の高い飛行機写真

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飛行機はとりあえず撮るだけでもカッコいい。
さらにどうすればもっとカッコよくなるかとか、
普通はあれこれ追求するのだけど、
逆に「カッコ悪さ」の追求っていうのはありうるだろうか。
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人それぞれ好みだから意見の相違はあろうけど、
僕の好みだと、上の2枚はカッコ悪いと思う。
同じくらいの斜め後ろからの角度でも、
ちょっと高度が代わると、普通にカッコよくなる。
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つまらない写真というのは山ほど撮っているけど(笑)、
カッコ悪いというのとはちょっと違うと思うのだ。
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ピンボケとか手ブレとか露出の狂いとかではなく、
「しっかりカッコ悪く撮る」のは意外に難題なのかも。

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2024/04/17

不自然なほどに

いわゆる雪レフ狙いなのだけど、ちょいと舌打ちした。
肝心なときに雲の影に入ってしまったのだ。
でも明るく補正したら、化けた。
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太陽が当たっているときよりも明るさが均一だから、
普通の雪レフよりもさらに隅々までくっきりと見える。
不自然なほどに・・・でもいいのかな(苦笑)。

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