初めて乗ったグライダー
大学では勉強と仕事に必死だったので部活はしなかった。
もちろん金と時間が必要な航空部などは論外だった。
だから初めてグライダーに乗ったのは卒業してからだ。
霧ヶ峰を取材したときに乗せてもらったのがこの機体、
荻原式H-23C、JA2064だった。設計者は堀川勲さん。
そのときは上空から滑空場を空撮しただけだったが、
数年後には豊頃でグライダーを操縦できた。
飛行機の技能証明と有効な航空身体検査証明があって、
教官同乗ならば合法的に操縦桿を握れる。
そして後席に座ってくれたのは堀川さんだった。
神や仏を信じない僕にとっても「神様」のような存在だ。
飛ばしたのはH-23ではなくASK-21だったが、
適当にサーマルを拾って高度を稼いでいたら
(ハングをやっていたのでソアリングも普通にできた)、
退屈したのか堀川さんが「よし、突っ込め、引け~」と。
グライダーでの宙返りもそのときに初めて体験した。
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