老化は進化の結果
また風呂で読んでいた本からのネタだが
(※生き物の死にざま/稲垣栄洋著)、
「老いて死ぬというのは、生き物が進化の過程で
獲得した性質である」って、かなりの意訳だけど。
たとえば66歳であっても皮膚はけっこう新品だ。
細胞分裂により、約1ヶ月ですべて入れ替わっているから。
たぶん皮膚に限らず、体じゅうの細胞がそうなのだろう。
なのに若い人のようにピチピチではないのは、
老化というメカニズムのためらしいですよ。
人類のご先祖であったはずの単細胞生物も、
同じように細胞分裂を繰り返してきたはずだが、
そこには「老化」というアレンジはなかった。
老化は生き物が進化の過程で獲得した性質であり、
その後もずっと淘汰されずに引き継がれてきたのは、
たぶんそれが種全体としては有利だからだろう。
世代間対立をあおって商売している人が、
また馬鹿な解釈をしそうな話だが(苦笑)。
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