知識の土台は大切
夕食の材料を買いにいくにも、無駄に遠回りをしている。
徒歩5分のスーパーにもチャリで10km以上の遠回り。
体の劣化対策だから坂道など適度な負荷と走りやすさ、
あとはオオタカの営巣地とか見どころを結んでいたら、
走るコースはほぼ定まってしまって、すでに数年。
取材で出ているときや雨の日には無理しないけど、
ほぼ毎日走ることで近所の自然の定点観測にもなっている。
「ひょっとして学生のフィールドワークよりも場数は
踏んでいるかも」と思ったこともあるけど、
基礎からの体系的知識の圧倒的な不足を痛感している。
社会に出てから得ることになる膨大な知識と比べると、
大学で学ぶ知識はたいしたことないようにも思える。
そのくらい読書で補えるのではと考えたこともあるけど、
体系的に学ぶ4年間は、その後の土台として大きい。
別に大学じゃなくてもいいのだけど、
「えせフィールドワーク」を続けてきての実感。
日本では総理大臣みずからが大学の職業訓練校化を
世界に向けて公言してからもう10年になる。泣けるな。
そういう政治家は、大学でちゃんと勉強したのだろうか。
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