ボーイング・ボーイング
パンナムがボーイング707を就航させたのは、
僕がまだかわいい乳飲み子だった1958年10月だ。
それまでのプロペラ旅客機の時代に
国際線スチュワーデスに三股をかけていたパリの色男が、
高速のジェット旅客機の就航で大慌てするという物語が
映画「ボーイング・ボーイング」(1965)だった。
もともとは1960年初演の演劇らしいのだけど、
僕は十代だった頃に映画版をたまたまテレビで観た。
あんまり飛行機が出てこないじゃんとガッカリしたけど、
航空マニア向けに作った映画じゃないからね。
タイトルが「ジェット・ジェット」とかではなく、
もちろん「ダグラス・ダグラス」でもありえないのは、
「ボーイング707」の社会的インパクトの大きさだろう。
ただのかわいいい乳飲み子だったから想像ですけど。
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