ゴロッパチ航空
筒井康隆「五郎八航空」の初出は知らないけど、
いまも色々な本に収録されているので読める。
僕は「四次元への飛行」(酣燈社、1977年)で読んだ。
編者の野田昌宏さんはマニアらしく、「悪い癖で、
この機体はと手掛かりをさがすのだが」と書いている。
伊藤伸平さんは漫画版で零式輸送機にしていた。
まあ、たいていはDC-3/零式のイメージだよね。
でも、客室は片側5席ずつだからもっとずっと小さい。
しかも前輪式らしいので、候補はかなり絞られる。
ならばビーチ18だろと決めつけていたけど、
日ペリ払い下げのダブっていう手もあったか。
ところで僕は「五郎八」を「ゴロッパチ」と読んでいた。
十代の頃からずっと、何の疑問も抱かずに。
でも、どうやら「ゴロハチ」であるらしい。
朗読の人が、そのように読んでいて、「え~?」と。
ゴロッパチ航空の方が語呂も雰囲気もよくないスか?
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