迷走?
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あいかわらず風呂に入りながら本を読んでいる。
いま読んでいるのはジャン・メルモーズの伝記。
サン・テグジュペリの本で知ってはいたし
(堀口大學さん訳ではメルモスと表記)、
佐貫亦男さんも「空のライバル物語」で紹介しているが、
人物像としてはほぼイメージできていなかった。
そういえば日野熊蔵さんも伝記を読むまではそうだった。
意外だったのは、ポンコツのブレゲー14の存在感。
フランスとアフリカを結ぶ郵便機として酷使されていた。
以前は漠然とシムーンのような機体を想像していたけど、
実は第一次世界大戦の爆撃機を改造した旧式機だった。
当時でも砂漠を渡って飛ばせるような信頼性はなかったが、
整備士とパイロットが苦労しながら飛ばし続け、
しばしばパイロットの命と共に失われた。
そういえば宮崎駿さんが一連の新版に描いた表紙は、
ちゃんとブレゲー14のようだ。さすが。
トゥールーズのホテル・グランバルコンも登場する。
僕も一度だけ泊まったことがある。
サン・テグジュペリの定宿としか意識していなかったけど、
レストランに飾られていた写真はメルモーズだったのか。
畏れ多いところに泊めていただいたものだと改めて。
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自分が仕事をした雑誌は大事に取ってあったけど、
そのうちに本棚にも収まらなくなってしまい、
担当したページだけを切ってフォルダに保管した。
それすらも収まらなくなってしまったので、
ついにはスキャンして処分してしまった。
ちょっと残念だったけど、それが東京の住宅事情。
去年、月刊エアラインで767の40周年特集を作るときに、
ANA初号機のデリバリー初フライトを撮っていたなと。
大学卒業の翌年、1983年4月のシアトル。
離陸はエバレット、着陸はボーイングフィールドで撮った。
月刊翼の表紙にもなったはずだけど、
廃刊になった雑誌だからポジはもう行方不明だ。
せめてスキャンデータをと思ったが、それも見つからない。
仕方なく古書を探したり、図書館検索をしてもない。
ヤフオクとかでも探して半年以上、ようやく入手できた。
改めて、一発勝負でよくピント合わせたな~とか(笑)、
この頃はプライベートではズタボロだったな~とか(涙)。
※こちらは折込みポスターを分割スキャンして合成。
当時は一度海外に出ると、長く滞在することが多かった。
いくつもネタを拾わないと旅費もまかなえなかったからだ。
このときはSFOからSEA、さらにSFOからLAX(たぶん)。
LAでは友人の家にしばらく居候しながらあちこち撮影。
まだおおらかだったSoCalの空気にだいぶ癒された。
そういえば友人宅で作ったカレーは甘すぎたので、
「タマネギかな」と足したらさらに甘くなったり(爆)。
本1冊から、いろいろ思い出した。
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アジサイの色はpHで変わると学校の理科で習った。
小学校?中学校?いずれにせよ、大昔だ。
以来、リトマス試験紙みたいなものかという程度の認識。
色も似ているよね。でも、かなり間違って記憶していた。
咲いてから環境のpHで色が変わるのかと思っていたのだ。
だから白いアジサイは、そのうちに色がつくのかなと。
で、最後まで白かったら中性?
実際には白いのは色素がないそうで、pHとは関係ない。
青やピンクの色は確かに土壌のpHで決まるけど、
その色で咲いたらずっとその色のままだそうだ。
ああそうでしたかと知識を正しながらも釈然としないのは、
同じ場所で違う色のアジサイが咲いていたりすること。
そんなに細かく土壌のpHが違っているのか?
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昔は、海外でも国内でも行って驚くことが多かった。
実は沖縄でも冬は寒いと知ったときのショックとか、
「梅雨がない北海道」で雨にたたられて泣いたりとか。
いまはインターネットの情報量が増えたとはいえ、
クソ情報も多いから、あんまり変わらんかもね。
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どこまで深く潜れるかは潜水艦の秘密事項だ。
それを推測できるハッチは取材でも撮影は禁止。
まあ、僕なんか見てもぜんぜんわからんですけどね。
これは博物館になっている古い潜水艦のハッチ。
試験深度120mというから、ざっと12~13気圧相当か。
実際にはどこまで潜れるのやら、
さらに動圧とか安全率とかをどこまで加味しているのやら。
この数倍の深度まで耐えられるようにすると、
ハッチも重くなるから開閉機構にも工夫がいりそう。
宇宙まで飛ぶスペースシャトルは静圧なら1気圧でOK。
ただし、この程度で熱対策は大丈夫なのかなと思う。
ちなみにハッチというのは、だいたい天井とか床にある。
ならばこれはドアと呼ぶべきなのかもしれない。
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このときのパイロットは機体が傾いていることを
ちゃんと認識していたはずだ。横風だもんね。
ただし上空で視界がないときには、
自分はまっすぐで計器が間違っていると
錯覚することがあるらしい。バーティゴの入口。
幸か不幸か僕は計器飛行証明を持っていないので、
視界のない状態で操縦したことはないのだけど。
写真を撮っていても、たまに地面は傾きますよね。
いや、地面じゃない、カメラが傾いているんだ(笑)。
そんなのはこっそり直せばいいのだけど、
直さないで発表する人も少なくなくて、もったいない。
一番驚いたのは、WEBで見た某写真教室の先生の作例。
「うっ」と思う程度には地面が傾いていた。
教室運営者が修正を認めなかった可能性もあるけど、
だったら別の写真を選ぶべきだった。
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小泉悠さんは、「現代ロシアの軍事戦略」のあとがきで、
ロシア軍事の研究をはじめた理由が
「兵器やロケットが格好よかったから」だと書いていた。
プーチンのせいで呑気なことも言っていられなくなったが、
わかる、と思った人も少なくないのでは。
初期のソ連ジェット機は恐ろしく泥臭かったのだが、
MiG-21の後期型あたりから、なんだか垢抜けてきた。
この間に何があったのだろうと、いつも不思議に思う。
絵のうまい設計者でも参加したのかもしれないが、
それではスホーイまで垢抜けた説明がつかない。
泥臭いソ連機をお手本に、さらに垢抜けないのは中国機。
開発経験はかなり蓄積したはずだが、
まだプラモデルで作りたいと思うような機体はない。
もちろん格好よさと強さは別のモノだし、
格好悪い飛行機に墜とされたら、かなり悔しいだろうけど。
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EOS R6、あいかわらず設定をチマチマといじっている。
早急に確定しないといけないなと思っているのは、
各種ボタン(スイッチ)のカスタマイズ、
つまりどのボタンをどんな機能に割り振るか。
ボタンも多いし、選べる機能も本当にたくさんある。
無意識に操作する部分だから妥協したくないけれど、
最初に適当に割り振った配置に適応しかかっている。
いいのか、自分?(冷汗)。
あとはサーボAF時の特性とかも、少し変えたりしている。
とりあえず「くそっ」と思ってから変えてみるから、
何度も「くそっ」という思いをしたってことですね(涙)。
電子シャッターの歪みは、まだ使ってないからわからない。
いつもメカシャッターで撮っている。
電子ファインダーの見え方やタイムラグは気にならない。
ヘリのローターやプロペラは「ビデオ風」になるけど、
記録される画像までがそうなるわけではない。
ちなみに背面モニターを使わないで済んでいるのは、
ほぼ電子ファインダーで見た明るさで撮れるからだ。
周囲の明るさなどによって見え方に差ができるけど、
どうせRAWから現像するときに調整できるのだし、
「こういうときは明るめに見えるくらいがいい」とか
なんとなくカメラのクセは把握しつつある。
暗所に強いから、ISO感度には頓着しなくなった。
高感度ノイズ?そんなものフィルム世代が気にするものか。
手ブレにも強いから、油断すると撮り方がズサンになる。
でも、過信はいかんなと、これは当然の反省点。
やはり弱点は、バッテリーの消耗の早さ。
節電は心がけているのだけど、これはけっこう深刻だ。
朝から晩まで撮りまくるときは7D2の方が安心だけど、
バッテリーを気にしてケチケチ撮ると、後処理は楽(笑)。
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エンジンがターボプロップだったら、
EMB110バンディランテかなと思ったかもしれない。
いやバンディランテもこの角度で見たことないけど。
FA-300は広いキャビンが売りのひとつだけど、
横から見るぶんにはあまり太さを感じない。
下からだと機首まわりに意外なほどボリュームがある。
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洗濯機から異音がするようになった。
10年以上、ほぼ毎日使っているからよく頑張ってくれたし、
どうせもう修理対応も終わっているのだろう。
いつ壊れても焦らないように、webで下調べしてみた。
ふ~ん、最近はドラム式が多いのか。
でも、値段を見てびっくり。
ドラム式って在来型よりもゼロがひとつ多い。
列記された長所には金額差ほどの価値を見出せないのだが、
本当にそんなもの買っている人が多いのかな。
在来型ならカメラ1台の消費税分の値段で買えるのに....
って、書いていてムカついてきた、いろいろ。
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とっくにバブルが崩壊した後の話だけど、
少しまとまった仕事をくれた会社の社長から電話があった。
「阿施さん、この前の仕事のギャラだけどね」
ああ、やはり値切られるんだろうなと聞いていたら、
約束の倍以上の金額を払ってくれるという話だった。
「予約が好調で、このままでは税金がすごくなる。
それよりはギャラを増やした方がいいでしょ」
もちろん異論があるはずもない。
いまの税制では、もうそういうことはないだろうけど。
同じように、当時の税制ならば
「税金に取られるよりは社員の給料を増やした方がいい」
ということもあったはずだ。
あいにく、いまの税制ではもう....(以下同)。
そんなクソな税制を堅持する政府でも支持率は高いそうだ。
いくつになっても理解できないことはたくさんある。
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下地島にある空港は下地島空港だ。
ときどき下地空港だっけ?とか悩んでしまうけど、
まあ間違えてもたいした問題ではなかろう。
ちなみに石垣島は石垣島空港ではなくて石垣空港だ。
まあ間違えてもたいした問題ではなかろう。
なお久米島空港を久米空港にしなかったのは、
その方が語呂がいいというシンプルな理由と想像している。
宮古島は宮古島空港ではなくて宮古空港。
最近は下地島空港を「みやこ下地島空港」ともいうから
そっちで間違える人はいるかもしれないけど、
間違えてもたいした(以下同)。橋でつながってるし。
宮古空港(ROMY)にはVOR(MJC)も設置されていて、
TACANとの併設だから宮古島VORTACという。
これを宮古VORと間違えて遭難しそうになった飛行機が、
昔はたくさんいたとか(たぶんいない)。
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長崎空港では展望デッキにいながらにして
お隣の大村基地のSH-60も撮ることができる。
ダウンウインドレグが、けっこう近いのだ。
旅客機を撮っていると背中側になるのだけど、
うるさいから、ずっと見ていなくても気づける。
飛んでいるのは旧型のSH-60Jと新型のSH-60K。
基本的な見分け方くらいは知っているつもりだが、
「ローター先端に上下反角がついていればSH-60Kで
まっすぐ水平(後退角はある)ならばSH-60J」とか、
ローター回ってたらわかんねえよ(爆)。
機首右側にFLIRがついていたらSH-60Kだけど、
SH-60Jにも遠目にまぎらわしいのがついているのもある。
バブルウインドウの形も識別点のひとつだけど、
その下のスタブウイングの有無は識別点にはならないようだ。
ところでこんなのつけちゃったら、バブルウインドウから
下が見えなくなってしまうけど、いいのか?
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