EOS R6近況
キヤノンはAPS-CのR7を発表した。
R6を2台も買ったのは早まったかな、とは思っていない。
たぶんキヤノンはAPS-Cはオモチャという扱いなのだろう。
それを痛感しながら、20年間ガマンした。
今度こそまともな広角系APS-Cレンズを出すのかね。
で、僕のR6の近況だけど、ようやくORか、まだTRか。
初陣は、夜間撮影が入ったので使ってみるかと。
まあ、正直なところ途方に暮れたですよ。
使い勝手、カメラの挙動、DPP4現像、何から何まで。
ただし、画像からポテンシャルの高さは感じられた。
画素数は7D2より少ないのに、情報量は多いという印象。
そのポテンシャルをしっかり引き出すためには、
もっと設定を煮詰める必要があるなと思った。
でも、「これどう設定すればいい?」と悩む項目も多い。
市販本にヒントを期待したけど、本自体がほとんどない。
ようやく1冊だけ見つけたのだけど、中身は退屈な作例と、
RFレンズの紹介がダラダラ並ぶばかりで役に立たず。
あんまりくだらない本を作るなよ、とボヤきたくなった。
仕方ないので軽めの撮影で使いながら設定を試行錯誤。
もちろん自分も新しい操作系に慣れないといけない。
指を忙しく使うから、HOTASに習熟するのと同じ。
しかし、いろいろ勝手が違う。
たとえば上面に液晶窓がないんですよ。
だから、ファインダーをのぞかないと設定を確認できない。
背面モニターでも確認できるけど、電池の消耗が激しい。
最近は節電のため背面モニターを使っていないけど、
それでも朝からの取材で昼には電池が空になる。
予備電池(12000円@ヨドバシ)1本ずつでは不安で、
取材先でコンセントをお借りして充電したこともある。
あとはDPP4が重い。PCはそこそこのスペックなのだが、
それでも現像作業は快適とはいえない。
高画素機のR5なんか買っていたら、なお大変だったろう。
連写速度を細かく設定できないのも残念。
僕のリズムでは低速連写は遅すぎで、高速は早すぎる。
これはファームウェアでなんとかなるのかな?
気に入ったのは、手ブレ補正の強力さ。これはすごい。
AFも悪くないが、こちらは肝心なときに外しやすい。
初のAF機としてEOS-1を買ったときを少し思い出した。
カメラが性能を発揮しやすい撮り方を心がける必要がある。
でも、こいつはどうしたら性能を発揮しやすいのやら。
現状では、撮っていても楽しさよりストレスの方が多い。
で、R7は空港外周撮影にはいいんじゃないスか。
100-500mmと組み合わせて、160-800mm相当。
セットで50~60万円になるけど、
800mmの巨砲レンズよりはお得で機動力もある。
EF100-400mmがあれば当面はコンバーターでもしのげる。
ま、どーせしばらくは手に入らないんでしょ(笑)。
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