隣のアンテナは邪魔ではないのか?
空港にあるターミナルレーダー管制用のASRは、
バックアップ用に2つある空港が多い。
羽田だと新整備場のJAL格納庫の近くにひとつ、
空港島南端の給油施設のあたりにひとつあって、
距離は1kmほども離れている。
それに対して大分空港のASR(↑)は、
かなり接近して設置されている。せいぜい20~30m。
特に低い方にとって高い方は邪魔そうだけど、
あいかわらず電波を使う装置のことはよくわからない。
硫黄島に海上自衛隊が設置した新TACANは
旧TACANに近すぎて電波障害が発生し、
運用開始できずに会計検査院に突っ込まれたというから、
いつも影響がないわけではなさそうだし、
計画がお粗末すぎるということもありそうだし(とほほ)。
石垣空港のASR(↑)も、同じように近い。
地上の局舎を共用して安上がりにはできるからかな。
あと手前にはもうひとつ鉄塔が立っていて、
VHFの送信/受信用のアンテナ塔だと思うけど、
ちゃっかり寄生している(?)異形のアンテナもある。
違う角度から見た方がわかりやすい。
これはGBASのVDBアンテナ(たぶん)。
石垣空港ではまだ本運用はしていないと思うけど、
緯度が低くて電離層の活動が活発だから、
よくENRIとかが評価試験をしている。
しかし、これもなにゆえに近くに立てているのやら。
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