どーでもいい豆知識(サーブ340B)
たぶん80年代だったと思うけど、雑誌の編集者が
「新千歳のついでに帯広空港で取材してきてよ」と。
「な~にが『ついで』だよ、ボケ」
いまでも同じような認識の人はたまにいるけど、
「ついでに」と軽くいうほど北海道は狭くない。
当時は高速道路も通じていなかったから、
羽田を経由した方が早く帯広に着けるくらいだった。
しかし移動時間の長さは、道民にはより深刻といえる。
そこで、道内を結ぶ航空会社としてHACが誕生した。
最初はJAS、JJ統合のあとはJALグループになったけど、
JALの破綻によりJALグループから離脱することになった。
緑のオリジナル塗装はそのときに作られたけど、
結局、この塗装になったのは1号機だけだ。
だから独立時代のHACの取材のときには、
1号機を中心に撮影するようにしていた。
JALが経営再建すると、HACもグループに復帰した。
2号機と3号機は緑になることなく鶴丸塗装になり、
最後に1号機も鶴丸塗装になるのだけど、
その前に「痛車」か「リゾッチャ」を思わせる、
派手なデカール機になった時代もあった。
その1号機も、明日で退役するそうだ。
最後に残る2号機も今秋中には退役するらしい。
これで日本に残るサーブ340Bは、
海上保安庁が運用している機体だけになる。
で、どーでもいいサーブ340Bの豆知識ですけど、
42㎡という主翼面積は、E-2ホークアイの
ロートドームの面積とほぼ同じです。
主翼面積じゃなくて、背中のお皿の面積ね。
| 固定リンク