それでもAOA
A320のAOAベーン。風見鶏みたいに風で動く。
AOAは「Angle Of Attack」、つまり迎角のことだ。
左側に2個、右側に1個ついている。
近くで見ると、こんな感じ。
A400Mのサイドスリップ用だけど、基本的には同じ。
飛んでいるとき、わかりにくいけれども、
赤矢印がだいたいのベーン(気流)の向きを示している。
当然ながら、ついている場所で気流の向きも違う。
それを基準線との角度に補正して表示する。
定義としては翼弦線、つまり翼の前縁と後縁を
結んだ線が基準線となる。もしフラップを下げたならば、
翼弦線も変わってAOAも変わってしまうのだけど、
計器表示とかではそれは無視するのが普通だ。
あるいは胴体に基準線を取る場合もある。
「それでもAOA?」って、ここではAOAとします。
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