世界を我がものに
中学生の頃にわくわくして買った航空工学の本が
さっぱりわからなかったのでキブアップして、
普段はあまり寄りつかない職員室に聞きにいった。
ちょっとたらい回しにされてから(笑)、
理科の先生が「君にはまだわからんよ」と。
残念というよりは「やっぱりそうか」と思った。
本は丁寧に読めば理解できるわけではない。
好きな飛行機のことをわかりたいからと、
まず好きでもない勉強をすることも必要だなと、
そう納得したからといって成績が上がるわけではないが。
そのうちに微積分を習ったら、だいぶつながった。
あの公式は、あの方程式を積分しただけじゃんかと。
世界を我がものにしたような気分になったけど、
もちろん世の中そんなに甘いことはない。
でも誤解だろうが「わかった」と喜べるのは大きな宝物。
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