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2020/11/30

きれいなお嬢さんのチカラ

取材といっても、馴染みの顔ぶれのときには、
スタッフのようにコキ使われることも珍しくない。
そのときは次の巡業目的地まで荷物運搬車の運転。
もう20年以上も前の話だけど、でっかいワゴン車を
運転する自信がある者がいないというので。
軽飛行機に便乗して1時間のフライトのはずだったけど、
地図も積んでおらず、道路標識を頼りに8時間の道のり。
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僕が抜けたことで空いた軽飛行機のシートには、
イベントを手伝ってくれた若い女性が乗ることになった。
きれいなお嬢さんで、他の同乗者は喜んだことだろう。
そっちが本当の狙いだったんじゃねえのかとか、
一人で峠を越えて、海沿いの田舎道をひた走った。
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もちろん飛行機組は先に着いてくつろいでいた。
お嬢さんも初めての軽飛行機で喜んでいたけど、
助手席までぎっしり荷物で埋まったワゴン車を見て、
「これを一人で運転してきたんですか」としんみり。
いえいえ、お気遣いいただけただけで光栄です。
今になってみれば、軽飛行機でひとッ飛びするよりも、
いい思い出になっている。
それが、きれいなお嬢さんのチカラだ。

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2020/11/29

艦爆彗星のレストア(カラー)

今日は艦爆彗星を木更津の滑走路で走らせてから
40周年の記念日なので、というより気が向いたので
どこかで読んだような文章だな)、
当時のネガフィルムからスキャンした写真をまとめて、
「マイフォト」の「艦爆彗星のレストア2」に公開した。
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モノクロ写真は「艦爆彗星のレストア」で公開済だ。
あとは若干のカラーポジがあるけど、まあ、いいや。
しかし、二式大艇の公開と同じ年だったんだね。
そのくせ、国内に航空博物館はひとつもなくて
きちんとした受入先がなかったのは残念だ。
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ちなみに木更津基地での作業に参加している間は、
実験とか実習とかは別として大学はずいぶんサボった。
出席票を代筆してくれたI村が、
クセの強い僕の字をうまくまねてくれて、
おかげで卒業できた(笑)。

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2020/11/28

航空のプロとは思えない

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おっ、ファントムが人気なのか。
じゃあ展示の目玉にしたら入場者が増えるだろ。
マニアなんかチョロいもんだぜ、とか、
せいぜいその程度の認識と思わざるを得ない。
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F-4をコレクションに加える判断は妥当であるにしても、
金属機を入れるために半木製機を屋外に放り出すなんて、
航空の名を冠するプロ集団とは思えない馬鹿っぷり。
航空自衛隊浜松広報館はTSUTAYA図書館レベルかよ。

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2020/11/27

電車ネコ

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招き猫、心の目で見ると、吊り革が見えてくる。
今日も通勤、ご苦労さまです。

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2020/11/26

和洋折衷の庭園

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手前の松が和風ですね。育つとどうなっちゃうんだろう。

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2020/11/25

愛車の写真がない

街中で見るバイクとかはときどき写真を撮るけど、
自分が乗っていたバイクや車はほぼ撮っていない。
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中古車屋の息子だったから、車はほとんど売り物
ただしバイクは(弟からも借りたけど)自分用を買った。
階段を登りたいと思って大学の友人から買ったDT250
(結局、登れるようにはならなかった)の写真はないし、
盗まれてしまったRZ-RR改はかろうじて1枚あったけど、
エンジン以外はほぼ全とっかえで金をかけたNS400R
写真がない、ぜんぜん。
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好きで買ったバイクばかりで愛情は注いだつもりだけど、
わざわざ車やバイクを撮るという発想がなかった。
ちゃんと撮ってやるかと思っても、まずは洗車か?(涙)

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2020/11/24

冷たい光と熱いライト

ダンボーの眼を光らせるためにLEDを使ったが、
固定が面倒なのでグルーガンを使おうと思った。
そのために100円ショップを何件もまわって捜した。
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気になったのは、熱対策。
グルーガンなんかで埋め込んでしまっていいのやら。
そっち方面に強い友人に聞いたら「大丈夫でしょ」と。
小さなLEDだし、つけっぱなしにするわけでなし。
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LEDの光には赤外線はほとんど含まれないから、
白熱灯のように「熱い光」にはならないけど、
素子や回路は熱をもつ。
ゴマ粒のようなオモチャ用のLEDはともかくとして、
強力なライトでは熱対策がかなり重要になるという。
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昔は「LEDは周囲からの視認性は高いけど、
モノを照らすには適さない」なんて言われていたから、
LEDの前照灯とか登場したときには驚いた。
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なんだよ、できるんじゃないかと思ったけど、熱そう。
光っているときに触ったことないけど、熱いよね
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写真はA321のテイクオフライトとタキシーライト、
それからランウェイ・ターンオフライト。

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2020/11/23

そろそろ名前を

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久しぶりに、すぐには逃げないカラスがいたのだけど、
これまたずいぶん顔つきが違う。
そろそろ名前をつけないとわからなくなりそうだけど、
いっぱいいるから、やっぱり識別は無理だろう。
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ここの集団には「いかにもなハシブト」が多いのだけど、
こいつはハシボソでいいのかな。
どこまでが種の差なのか個体差なのかよくわからん。

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2020/11/22

続々・航空ハリボテ大国

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ブリュッセルの王立軍事博物館に展示されている
ミラージュV(手前)とF-84Fサンダーストリーク。
ベルギー空軍のF-84Fはトゥールーズでも見たが、
こちらは水平尾翼がついていないのが特徴だ。
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旧式化して退役したあと水平尾翼を取り外し、
翼後縁と胴体の間に木の板を張ってデルタ風にした。
それで飛ばせばすごかったけど(飛べねーよ....笑)、
「うちには新型のミラージュが、もうこんなにあるぞ」と
ソ連の偵察衛星をだますハリボテとして使ったらしい。
ちゃんとだませたのかどうかは知らないし、
大量に外したはずの水平尾翼の行方も知らない。

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2020/11/21

影のドン?

最近の日本の総理大臣は、国会でも記者会見でも、
事前に用意された原稿を読むばかりだけど、
あの原稿は誰が書いているのだろうね。
総理大臣を思うがままにあやつる、影のドン?
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まともに漢字を読めない総理大臣のために、
ふりがなをつけるやさしさもあるらしいが(笑)。

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2020/11/20

ゆるいタスク

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<ここじゃないな>
たとえば大阪で1日あけて2件の仕事があったとする。
日帰りを2回してもいいけど、
中1日をのんびり伊丹で撮影にあててもいい。
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<これではつまらない>
コロナ以前だったが、伊丹で撮影と聞いた編集者が
「ついでにタワーがらみの飛行機撮ってきて」と。
オフの撮影のつもりだったけど、
「ちゃんと撮れたらお金あげます」に釣られた(笑)。
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<シッポが欠けてしまった>
欠けてなかったとしても、あんまり面白くないかな。
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<Aランの着陸機って手もあるか>
背景うるさいけど、流すとタワーも流れてしまう。
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<飛行機をトリミングしてタワーを少しでも大きく>
欲を言えば、着陸よりは離陸の方が勢いがある。
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<ただし、このへんではあまり浮かないのよ>
1日しかないから、気長に待ってもいられないし。
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<ならばAランの離陸狙い>
Aランは小型機しか使わないんだよね。
古い人間なんで、「伊丹なら大型機だろ」という偏見。

ゆるいお仕事を単純化するとこんな感じ。
編集者からのタスクを、あなたならどう料理するか。

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2020/11/19

馬鹿発見語

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馬鹿発見器として使える言葉がいくつかある。
たとえば、「空飛ぶクルマ」とか。

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2020/11/18

だいぶ色づいてきた

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というのはほぼ嘘で、実際にはまだもう少しな感じ。
色づいたところだけ撮ってごまかしている。
まだ足にビーサンの日焼け跡が残っているのに紅葉とは。
寒いのは苦手なので、この先の春の遠さを思うと泣ける。
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夏には汗が絞れるほどだったマスクは、
これからの季節は防寒具の一部のようになる。
そういえばCOVID-19の最初の感染者が発見されてから、
ぼちぼち1年か。世界は大きく変わってしまったな。
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ところでアベノマスクって使った人いるの?
ファンの皆さんは称賛していたけど、
実際に使っているのは(本人以外)見た記憶がない。
ま、あのみっともなさ、ファンでも躊躇するよね。
60代以上を外出禁止にすれば感染拡大は防げるとか、
イソジンとか、次々と珍説を吹いた連中も多数。
たぶん第2波、第3波も60代以上のせいにするのかな。
僕も還暦はすぎているのだが、謝ってほしい?(笑)

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2020/11/17

最後の737-500

6月に全機退役したANAウイングスの737-500。
ただし1機だけ、整備訓練機として残されており、
航空機としての登録(JA301K)も生きている。
耐空証明は切れているから飛べないけど、
エンジンもAPUも運転可能な状態という。
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航空機としての登録がなくなってしまうと、
こうやって空港内をトーイングしたり、駐機したり、
そういうのもいちいち大変になる。
普段は格納庫の中で整備実習に使うのだけど、
格納庫が手狭になると追い出されて、
こうやって空港内をウロウロとさまようことになる。
そのためにも登録は残しておいた方が便利なのだ。
おかげで、元気そうな姿を見られてうれしい。

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2020/11/16

飛行帽にスキーゴーグル

新妻東一さんは、たいていグラサンをしていて、
飛行帽にはスキー用らしいゴーグルを載せていた。
実際にゴーグルをして飛んでいる姿は見たことがなく、
もしも「伊達ゴーグル」なのだとしたら、
もっと飛行機っぽいのをすればいいのにと思っていた。
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しかしゴーグルをキャノピー飛散への備えとすれば、
グラサンの上からそのままできる方が便利なのかも。
スキー用ならば、そんなゴーグルもいろいろとある。
「伊達ゴーグル」の逆の、実用性重視のチョイス。
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「つまんねえ男ほどブランドにこだわるのよ」と、
そういえば某誌の女性編集長が言ってたのを思い出した。
飛行帽にスキー用ゴーグルなんかを組み合わせて、
それでもカッコよかった新妻さんはさすがだった。

今日は命日。

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2020/11/15

あえて遅いチャリ

中学に入ってから貯金をスッカラカンにして、
初めて自分で自転車を買ってから、ずいぶん遠出をした。
吉祥寺~奥多摩湖往復100kmは何度も走ったし、
奥多摩有料道路をまわって150kmコースも数回。
日帰りだけど、コース標高差は1100m以上になった。
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※これは高校時代の百里遠征でよく借りてた貸自転車。
行程平均速度は、平地では20㎞/hくらいで計画した。
巡航30km/hくらいで、信号待ちとかあるとこのくらい。
横田や入間までがちょうど1時間だった。
ところが今は、メーター指示で平地巡航20km/h強。
行程としての平均速度はもっと遅くなるだろう。
小僧が通学用に使っていた21段変速の最速ギアで、
平坦地ではペダルを踏むリズムは大差ないと思うけど、
これがサイクリング車とMTBモドキの差か。
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※前カゴはホンダ純正のスーパーカブ用だよん(笑)。
一時はもっと軽くて速そうなチャリの購入も検討したけど、
たとえば毎日の買い物ついでの標準10kmコースを
時間短縮したり、軽く速く進めるような自転車では
肝心の運動量としては減ってしまうだろう。
ならば、適当に遅いチャリの方がいいってことかと、
とりあえずアルミフレームがヘタるまでは乗り続ける。

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2020/11/14

松本空港のYS-11

松本空港はきれいだし写真も撮りやすそうだけど、
いかんせん便数が少ないのがネックだ。
記憶にある限り、3回くらいしか行ったことがない。
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初めて行ったのは高校生のときで、2日間滞在。
旅客機撮影が目的ではなかったけど、ちゃんと撮ってた。
お~、PAPIじゃなくてVASISだ。
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TDAがDC-9導入にあわせて新塗装に切り替えた頃。
胴体に「東亜国内航空」の文字がないのは
とても短い期間だった。
松本空港を再訪したのは、ほぼ30年後のこと。

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2020/11/13

変でも正しい

米戦略航空軍団(SAC)のシールドのデザインは、
青空と雲、ガントレットが掴む赤い稲妻とオリーブの葉。
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上のオリーブの葉は雲の手前に見えているけど、
下は雲より向こうにあるらしく途中で切れた表現。
ただし稲妻は、下のものも雲の手前に見える。
「変だろ」と思うけど、何か理由があるのかも。
Wikiに出ている間違った図の方がもっともらしい(笑)。
博物館の展示機も、たまに間違っているそうですぜ。
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昔の実機の写真を引っ張りだして確認してみたら、
シールド自体がボロボロにはがれかけていた。
これもデカールだったのかな。
僕のプラモデルみたいで、ちょっと親近感(笑)。

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2020/11/12

象徴としての温泉

「のんびりする」あるいは「時間つぶし」の象徴として
「温泉でも」とはしばしば言うし、入れば気持ちいい。
でも、効能とかはまったく信じてない。
「温泉でお肌しっとりとかスベスベとかいうけど、
普通の風呂だって濡れればしっとりするよね」
というのが本音だけど、だいたいひどい反撃を受ける。
「それは温泉が嫌いだからでしょ。ぜんぜん違います」
いや、温泉が嫌いなわけではないってば。
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大浴場を売りにしているビジネスホテルもあるけれど、
部屋風呂がついていればだいたいそっちを使う。
仕事でクタクタで、カメラ放り出して、臭い靴下ぬいで
やれやれとか思っているところで、
もちろんネクタイをしていくわけではないにしても、
またパブリックスペースに出て行くのは面倒くさい。
「大浴場があるのになぜ部屋風呂があるんだろうと、
不思議だったけど使う人がいるのか」と驚かれたが、
きっと他にもいると思うよ。根拠はないけど。

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2020/11/11

あい討ち

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ハワイでグーグルのストリートビュー撮影車を見かけた
....ってことは、僕も写されてしまったということか?
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その場所をチェックしたら、しっかりと写っていた....
卑猥な感じにボカしているけど、知ってる人ならわかるかな。
ま、こっちも写していたから、相討ちだね。

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2020/11/10

さらばテーゲル

COVID-19の影響で退役する旅客機やら
運航を停止する航空会社があるなかで、
閉鎖されてしまった空港もある。
ベルリンのテーゲル国際空港。
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たまたま、このタイミングで新空港に移転しただけで、
COVID-19の影響ってわけではないけど。
実は、空港から出たことがないどころか、
機内から出たこともない(苦笑)。

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2020/11/09

火の用心

これ何だろうとは思ったけど、
わからなくても大事なことではあるので異論はない。
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今日から秋の全国火災予防運動だそうだ。
交通安全運動ほどポピュラーじゃないように思えるのは、
すぐに違反切符を切られるという危機感がないからかな。
でも、火事は怖い。気をつけましょう。

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2020/11/08

お金に余裕があるならば

世界クラスの曲技飛行大会やエアレースの界隈では、
驚くほど高齢パイロットの割合が高い。
空中戦と同じで体力的には若い方が有利なはずだけど、
ユルギス・カイリスさんに「なぜですかね」と訊いたら、
「若いパイロットには金がない」と単純明快な答。
飛行機は安くないし、維持するにも金がかかる。
カメラがなければカメラマンになれないのと同じで、
金のないパイロットはスタート地点にも立てない。
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僕自身は飛行機を所有したことはないけど、
それに準じた形で出資していたことはある。
いろいろ仕事上のスケベ心もあったけど、
もちろん「自分も安く飛びたい」という気持ちもあった。
実際には継続できずに、数年で解消したけど。
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その後は共同所有のお誘いとかがあっても断っている。
むしろ「安くは飛べないよ」と忠告もしているけど、
「お金じゃなくて夢なんです」と言われて、そっかーと。
金に余裕があるならば、別に止めはしない。
もちろん、共同所有でうまくいっているグループもある。
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さらには他人が趣味で飛ばす飛行機なのに、
「維持できないからお金だしてください」とか言われると、
「なんで?」と思う。盛り上がる人もいるけど。
金に余裕があるならば、別に止めはしない。

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2020/11/07

自己主張の強いPAR

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最初に見たときはギョっとした赤白の丸いレドーム。
また何か知らない装置でも開発されたのかと。
那覇でも滑走路ごとにあって、ああPARかと。
GCAで使うレーダーですね。
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以前のPARだと、画面に写り込んでも
あまり気になることはなかったのだけど、
新型はアドバルーンみたいでかなり目立つ。
まあ、目立つように塗らないといけないにしても。

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2020/11/06

禁止です(たぶん)

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旅先で踏切を見ると、「列車こないかな」と思うけど、
いつ来るかわからんものを待つほどの執念はない。
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ガキの頃は線路に耳をつけて接近を知ったものだが、
今は、そこまではやらんね。つーか、それって禁止?
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上の写真の踏み切りからの景色。
踏切以外のところ、ぜんぶ渡れそう(笑)。
つーか、それって・・・(以下同)。

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2020/11/05

南極の翼

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南極観測隊で使われたピラタスPC-6ターボポーター。
これは1979年に、初の南極行きを前に
調布で試験飛行を行うJA8221で、1994年まで活躍。
現在は小松の航空プラザに大切に展示されている。
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ほぼ同時期に調布で撮影したセスナA185F、JA3681。
すでに何度も南極観測飛行で活躍したベテランだった。
どこにも展示されていないのは、
南極で係留していた海氷が割れて水没してしまったから。
共に流されたPC-6は氷に乗ったままで別の場所に漂着し、
ソ連の南極観測船ソモフ号のヘリに回収してもらった。
不鮮明な写真で見ると、Mi-8っぽい機体に吊られている。
その後、水没したJA3681がどうなったのかは知らない。
記録を読むと、飛行機に限らずいろいろ沈んでるみたい。

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2020/11/04

なんでも「カモ」ですませる

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昔と比べれば没個性になったとはいえ、
飛行機の識別は簡単だ。
細かな派生型はともかくとして、まあ、わかる。
越冬のため飛来するカモたちを見ているとそう思う。
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こいつは、夏の間からおなじみのカルガモと思う。
本当は違うのかもしれないけど(以下同)。
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う、なんか頭が黒くて、よく潜っているのが登場。
「頭、黒、カモ」とかで検索して、
キンクロハジロとスズガモというのが近いけど、
後頭部に寝グセが伸びているのでキンクロハジロだろう。
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これも10月に入ってから見たカルガモじゃないやつ。
たぶんオナガガモってやつではないかと。
Kamo_146_1 
こういうのがいちばんわからん。
「カモの見分け方」とかの、どれにも似ている(涙)。
しかもカモはオスとメス、成鳥と若鳥とで色が違ったり、
季節によっても変わったりするというから途方に暮れる。
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空港で、なんでも「ジャンボ」という人にもやさしくしたい。

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2020/11/03

あえて飛べないように

羽立峠にある特攻兵器、神龍と回天のレプリカ。
これはリアリティーを云々するものではないだろう。
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垂直尾翼が取れてしまっていて、
頑張れば僕でも直せるだろうかと考えたけど、
あえて飛べないままの姿にしておいた方がいいと、
そういうことなのかもしれない。
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神龍に関してはほとんど資料がないが、
試験飛行を行った楢林寿一さんの手記が比較的くわしく
(月刊航空情報1980年7、8月号に掲載。
別冊航空情報「日本の航空ミレニアム」にも再掲)、
設計した頓所好勝さんについてを1冊にまとめた
「マイウイング/頓所好勝の夢」(佐野寿人著/集英社)にも
数ページの記述と写真がある。
頓所さんの設計というのは、ちょっと驚いたけれども。
戦後は、美しい固定翼ハンググライダーを作った人だ。

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2020/11/02

コロナ時代は恋愛も大変そう

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若い人、負けずに頑張って。
もちろんオッサンやオバハンの恋愛もあるだろうけど、
そっちは別に僕が応援しなくてもよかろう。

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2020/11/01

架空F-1

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T-2はきれいな飛行機だと思うけど、
F-1が出てきたときには「げっ」と思った。
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T-2のカタチそのままで後席をつぶしただけ。
いや、それではダメでしょと思った。
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せっかくジャギュアの影響を受けたのなら、
そこまで真似してくれればよかったのに。
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F-1はそのままでもファンの多い飛行機だし、
あまり気にしている人はいないような印象だけど、
鳥飼鶴雄さんはすごく残念がっていた。
開発に関わった人が同意見だったので、少しうれしい。
F1_013_1 
もし単座用に機首を設計しなおしていたらどうなったか、
模型のうまい人が作るのではと楽しみにしていたけど、
(もちろん僕にはそんな技術はない)、
ぜんぜん見ないですね。

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