レーザー砲じゃないよ
幼い頃はピトー管の意味なんか知らないから
「たかが速度を測るもの」と知ったときは、
ちょっとがっかりしたかもしれない....覚えてないけど。
レーザー光線とか出た方がカッコいいよね。
今ならば「速度わかるの大事」と理解しているけど、
試作機とか見ると、「なんで?」ということはまだある。
たとえばSTOL飛鳥の標準ピトー管につけられた
四角い箱は、カルマン渦を数えて速度を測るためのもの。
航技研で卒論を書いていたときに、
「低速だから従来のピトー管では十分ではない」と聞いて、
そのときは「なるほど」と思った。
でも飛鳥程度の低速でピトー管が役に立たないなら、
そこいらの軽飛行機なんか飛んでいられないなとも。
それ以外の試作機や実験機にも、ピトー管以外の
ワケのわからんものがついていることが多い。
たとえばスホーイ・フェンサーのご先祖にあたるT-6。
特に、下に4つもついている機関砲弾のような装置。
なんすか、これ。やっぱりレーザー砲っスか?
ミラージュⅢVは垂直離着陸をめざしたモデルで、
リフトエンジン8基装備と聞くだけで頭痛がする。
さらにケツに推進用エンジン1基と、
ヒゲの先についているのは小型補助エンジンかな(笑)。
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