UH-1の展示
90年代にベトナムで撮影したUH-1。
当時でも戦争終結から20年はたっていた。
熱帯モンスーンの環境下で雨ざらしでは痛むし、
敵軍の航空機だから戦利品程度の扱いだろうが、
その割にはコンクリートの台座に手間をかけている。
わざわざスキッド後方を高く支えてもいる。
UH-1はもともと頭上げの姿勢でいいはずだけど、
キャビンを水平にしたい理由があったのだろうか。
子供を乗せて遊ばせるため?
あるいはテールブームに頭をぶつけにくくした?
機内もボロボロだけど、ペダルには「HUEY」の文字。
開発当初の型式「HU-1」を非公式に「ヒューイ」と読み、
それを再度アルファベットにしたのが「HUEY」だ。
公式名の「IROQUUOIS(イロコイ)」より広く使われ、
ベル社はわざわざペダルにそのように刻んだ。
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