ウラジオストク
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飛行機が揺れると眠くなるという同業者は多い。
赤ちゃんのゆりかごとか、背中をとんとんするとか、
根本は同じなのかもしれない(わからんけど)。
一方で、隣の人がゲロ吐きそうでオロオロすることもある。
親切のつもりでゲロ袋を渡したら逆効果かなとか、
どうしたら気が紛れるかなとか、いろいろ考えるけど、
たぶん何をしても無駄だろう。
ゲロ吐いても寝たふりしているのが意外に親切かも。
旅客機は平気でもアクロでは酔うという人もいる。
以前、自動車系ライターと組んだときには困った。
スポーツカーが平気ならアクロもと思っていたけど、
本人もやる気まんまんでいたけど、
すぐのギブアップに途方に暮れた。記事にならない。
本当に途方に暮れたのは、たぶん本人だろうけど。
先日の取材では、山ほどゲロ袋を用意された(苦笑)。
「たぶん酔わないと思いますよ」と控えめには言ったけど、
初対面のオッサンの自己申告なんか信用しないよね。
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遊覧船から見た三菱重工業神戸造船所には
「進入禁止」の看板があった。
潜水艦を作っているのだから当然かと思ったけど、
「危険につき」という理由づけにひっかかった。
地上ならば「私有地につき」とかだろうに、危険だから?
どんな危険があるのだろう?撃たれる?(笑)
日本では、海は「いわゆる公共用物」であって、
「特定人による排他的支配の許されないもの」だそうだ。
※最高裁・田原湾干潟訴訟判決(1986年)
たとえばプライベートビーチと名乗る浜があっても、
海から上がらなければ不法侵入にはならない(たぶん)。
たとえ「構内水域」でも「排他的支配」はできないから、
「危ないですよ」という万能な口実をつけたのかなと。
実際のところは、よくわからんけど。
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90年代にベトナムで撮影したUH-1。
当時でも戦争終結から20年はたっていた。
熱帯モンスーンの環境下で雨ざらしでは痛むし、
敵軍の航空機だから戦利品程度の扱いだろうが、
その割にはコンクリートの台座に手間をかけている。
わざわざスキッド後方を高く支えてもいる。
UH-1はもともと頭上げの姿勢でいいはずだけど、
キャビンを水平にしたい理由があったのだろうか。
子供を乗せて遊ばせるため?
あるいはテールブームに頭をぶつけにくくした?
機内もボロボロだけど、ペダルには「HUEY」の文字。
開発当初の型式「HU-1」を非公式に「ヒューイ」と読み、
それを再度アルファベットにしたのが「HUEY」だ。
公式名の「IROQUUOIS(イロコイ)」より広く使われ、
ベル社はわざわざペダルにそのように刻んだ。
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青空だけど機体に当たる光が弱い残念な状況。
またHDRでいじってみたら激変したので驚いた。
あいかわらず、やってみないと結果が読めないけど、
これはかなり驚いた。
不自然すぎて誌面では使いモノにならないけど、
パッとしない条件の方がバケやすいのかな。
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積んであるプラモデルに手が出ないのは
塗装をどうしようかと悩むのも一因だ。
細かいことは気にしないので、
手をつければ早いのだが、開始までの敷居が高い。
とりあえず塗らないで作ってみたオオカマキリ。
触覚は伸ばしランナーにして、しめて1~2時間。
カッコよくて気に入ったけど、やっぱり塗らないと。
ザクみたいに艶消しコートだけというのも考えたけど、
もうちょっとマジメに塗った方が見栄えがしそう。
金属色にしてロボット化するオプションもあるなとか、
考え出したら先が長い。
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ぜんぜんかわいくないキャラクターをデザインする人や、
それを採用する企業が理解できなかったけど、
中にはかわいいという人もいて驚かされたり、、、
ドンキーボールって、ロバのキnタマってこと?
そんなのにかわいいキャラクターはそぐわない。
この場合は、わざとかな(好意的解釈)。
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関空ターミナルの欠点は展望デッキがないこと。
到着時や出発時にゲート付近のガラスごしで撮るか、
連絡バスに乗ってはるばる遠征しないとならない。
展望ホール行きが定番だけど、T2への連絡バスも。
こちらはワンチャンス、一瞬だから気合を入れましょう。
あ、機首に影がかかっていやがる(涙)。
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「あ~、これ知ってる」と思ったけど、解説も読まず。
時間がなくて駆け足で巡っていたからだ。
都立航空高専(産業技術高専)に保管されている
オースターJ5Gオートカーの姉妹機だろう。
帰ってから写真を比較したけど、間違いなく血縁だ。
オースターAOP.6というらしい。
ただし、軍用と民間という以外に決定的な違いもあった。
AOP.6が複座でオートカーは四座なのだ。
EC120とEC130みたいなこと、したのか?
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スーパーの惣菜売場を眺めていたら、
そばにいた高齢の女性が突然バッタリと倒れた。
床に激しく頭を打ったような、イヤな振動が伝った。
足を滑らせたわけではないらしい。突然、倒れた。
「大丈夫ですか?」と駆け寄ってはみたものの、
息はあっても意識があるようには見えない。
固く買い物カゴを握った手は痙攣している。
これまで何度か航空会社の救命訓練は見たし、
理屈の上ではわかっているつもりだけどお手上げ。
もう一人そばに来た女性が、「わかりますか?」と
声をかけているのは救命訓練で見た手順だ。
(あ、この人の方が頼りになる)と少しホッとして、
あとは救急車を呼んだり、店員を呼んだり。
まったく役に立たない男だなと情けなくなって、
消防署の救命講習(3時間)を受けてきた。
やはり、取材で見て写真を撮るだけではなくて、
実際に身体を動かしてやってみなくては駄目だね。
ちなみに20数年前から、自動車の教習所では
こうした救命講習を義務づけているそうだ。
40代前半までの免許保持者には常識なのだろう。
「おっさん、使えねえな」と言われても仕方ない。
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本運用に先立って行われた羽田新ルートの試験飛行、
新宿あたりは「騒音」というほどではなかったけど、
1分半に1機という頻度(44機/時)で飛ぶから、
機嫌が悪いときには、かなりうっとうしく感じる。
品川区や大田区、川崎市あたりでは、
機嫌のいい人にとってもひどい騒音だろう。
そんなこと言うなら、横田や厚木に来てみろとか、
伊丹や福岡は・・・という声があがるのは予想通りすぎる。
しかし、そんな人でも今から横田や厚木や伊丹や福岡に
新しく基地や空港を作るといったら反対するのでは。
羽田は新しい空港を作るわけではないけど、
飛ばさないはずの場所に飛ばすことにしてしまった。
周辺への影響としては、新しく空港を作るのと同じだ。
それを、ずいぶん簡単にやっちまったわけだ。
「これまでにも都心を旅客機は飛んでいたのに、
気づかなかっただけだろ」というジャーナリストもいた。
ハミングバードのことかなと思ったら、
ゴーアラウンドした旅客機のことだった。
・・・・
それと標準ルートを一緒にしちゃうのか~(苦笑)。
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その街を訪れたのは実に34年ぶりで、
かなりタイトなスケジュールから時間をひねりだして、
当時は撮影禁止だった航空博物館を再訪した。
ずいぶん様変わりしていて記憶も怪しいけれども、
歩き回っているうちにいろいろと思い出した。
若いパイロット連中とベロベロに飲んだこととか、
知り合ったパイロットのお宅にしばらく厄介になって、
暇つぶしにそこのトラ猫をかまったこととか、
拠点にしていた街に戻る高速道路の景色とか。
懐かしさだけでなく、グサグサと心に突き刺さるような、
痛い思い出もよみがえってしまうのは仕方ない。
その「カッコ悪さ」こそが「若い」ということの尊さだ、
などと言えるようになってしまったオッサンの感性では、
もう真似しようと思ってもできない。
若い人は恐れずにたくさん痛い思いをするといいですよ。
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全日本空輸のIATA2レターコードである「NH」は
前身の「日本ヘリコプター輸送」時代から引き継いだ、
というのは有名な話だ。
日本では馴染みのないブリュッセル航空だが、
2レターコードは「SN」である。
「SNかあ」と、感慨にふけるのはオッサンばかり。
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後方から見たカナデナCL-215消火用飛行艇の腹。
パッコーンとフタを空けて水や消火液を放出する。
ステップの後方、左右にある小さなダクトは取水用。
先に可動式のスクープがついていて、
水面を滑走しながら取水できる。
こっちは、より大型のDC-7B改造の空中消火機の腹。
タンク容量ははるかにでかそうだけど、
基地に戻らないと消火液を補充できない。
全体を見ると、こんな感じ。
空中消火機は、だいたい安い中古機を改造して使う。
古いトラックを消防車に改造するイメージだ。
日本なら機体寿命に余裕のあったYS-11とか
けっこうよかったのではないかと思うけど、
パワー不足で舵が重いから厳しいかったかな。
ちなみにUS-2をベースに消火機を作る案もあるけど、
百数十億円もする超高額消火機の需要があるのか?
これは航空ショーで撮影したDC-6Bの改造機。
身軽に離陸したから空荷だったのかと思っていたら、
ちゃんと消火液も積んでいたのかと驚いた。
消火液で染まった飛行場の後始末、大変だったろうな。
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ダッソー・ファルコンには三発型と双発型がある。
比べてみると、本当にエンジンの数が違うだけ。
もちろん厳密には色々と違っているけど、
フォトショップでやったのとたいして変わらん程度。
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新海誠監督の「君の名は。」は、DVDを借りて観た。
その後の「天気の子」は、まだ観ていない。
機内でやっているかなと楽しみにしているけど、
これまで乗った飛行機ではまったくやっていなかった。
ただし、出張中に小説版は読了した。
いずれも、知っている景色ばかりでムズムズした。
以前は代々木に近い千駄ヶ谷で暮らしており、
よく描かれるドコモのビルまで歩いて5分くらいだった。
大学を出て最初の「あじと」は新宿の繁華街にあって、
隣の部屋にはチンピラ連中が出入りしていた。
映画は、だいたい徒歩圏でストーリーが展開していく。
千駄ヶ谷のあたりは村上春樹の小説にもよく登場して、
読みながら頭に浮かぶ情景が妙にリアルだった。
もちろん、他にも多くの小説に舞台となる土地があって、
やはり「うちの近所だ」とムズムズする人がいるのだろう。
小説をきっかけに、行ってみたいと思う土地もけっこうある。
飛行場がないと、なかなか機会がないのだけど。
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ハンググライダーのコントロールは「体重移動」によるが、
その言葉から受けるワケのわからんイメージではなく、
自転車に乗るみたいな自然な感覚だ。
翼に風を受けると機体の安定性にも助けられるが、
それまでの離陸加速では空力的な安定はない。
パイロットが正しい迎角を維持して走らねばならない。
着陸では地面ぎりぎりを滑空して失速まで粘り、
その瞬間を見極めて思い切りフレアーをかける。
だから失速の徴候を体感できないとうまくいかない。
こうした感覚は飛行機の操縦でも役に立つし、
なにしろ最初からソロで飛ぶからクソ度胸もつくが、
欠点は飛行機よりも覚えるのが大変だということ。
だからラジコンがいいんですよと親分は言うが、
それすらも都内で気軽に飛ばせるところなんてない。
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