親を質入れしてでも
飛行機が好きだから大学でも学び、
卒研の1年間は航空技術研究所でお世話になったけど、
卒業するまでにはフリーのカメラマンになっていた。
自分には飛行機作りは向いてなさそうだと、
4年間を通して学んだ結果ともいえる。
卒業して数年後に初めてオシコシに行って、
やはり自分でも作りたいなとは思わなかったけど、
ライト兄弟の時代から一貫して、この国の連中は、
「飛行機は自分で作るもの」だったんだなと実感した。
だからスペースシャトルを747の背中に乗せたりとか、
相棒の足が臭そうなボイジャーで世界一周したりとか、
そういうことを実行できてしまう。
初めてル・ブルジェの航空博物館に行ったときは、
アメリカとはまるで違う流れだけど同じような人たちが、
やっぱり飛行機を作ってきたんだなと実感した。
それで自分でも作る気になるかどうかはわからんし、
行けば何かを感じる、と断言するほどの自信もないけど、
まあ、世界は広がる。
もし値がつくならば、親を質入れしてでも(笑)。
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