イストレビテル・シュトルモビク
今さらMiG-15を博物館で見ても驚かない。
フライアブルの機体もけっこうあるどころか、
アメリカ人から「訓練込みで4千万円でどう?」と
売り込まれたのも、かれこれ30年近く前のことだ。
でも、この機体はちょっと驚いた。なにこれ?
「ミグ15だよ」
「いや、この翼、変でしょ?」
「ここには試作機が多いからね。はい、次」
追求しても無駄そうだし、「次」もまた変なのだったし。
前に突き出した巨大なパイロンがなんだかすごい。
あとで調べたらMiG-15bis(ISh)というモデル。
「bis」は「改」といった意味で、
「I」はアメリカならばPかFの戦闘機(イストレビテル)で、
「Sh」はシュトルモビク=襲撃機を意味する。
つまりMiG-15改(戦闘攻撃機)といった感じらしい。
シュトルモビクといえばIl-2が有名だけど、
Su-25なんかも、シュトルモビクだ。
今年も、いろいろな飛行機を見られて楽しかった。
よいお年をお迎えください。
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