裁断機のオーバーホール
<南極観測船「ふじ」の進水式で使われた斧>
刃物というのはきちんと研いで使うものだ。
僕も包丁やハサミは自分で研いでいるけど、
書籍を自炊する裁断機の刃となると自信がない。
数千冊をブッタ切ると、さすがに切れ味は落ちるし、
ホチキスの針に気づかずに切ってしまったこともある。
僕が買ったスタックカッター180DXという裁断機は、
新品の替刃を買って自分でつけることもできるが、
裁断作業のすごい力のかかり方だとかを考えると、
あまり器用とはいえない自分でやるのは不安だ。
メーカーの高崎精機にオーバーホールを依頼した。
刃研ぎだけでなくプロに各部を見てもらえるのは安心だ。
で、戻ってきた仕上がりのすばらしさに唖然とした。
裁断機ビギナーだった新品を使ったときよりも驚いた。
こういう仕事をする人が作ってくれた道具なのだなと、
あらためて、すごく愛着がわいた。
ただ、苦労したのは、メーカーに送る箱の調達。
買ったときの箱が手頃だったのだが、処分済。
それなりの重さ(9kg)に耐えて、手頃な大きさの箱。
結果的には見すぼらしく自作した箱で送った。
これから買う人は、箱は捨てないで取っておく方がよい。
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