E170とE190の違い
/175は地上ではやや機首を上げている。
機体重量にもよるけど、+1度くらい。
デジタル写真の補正をする人ならわかるだろうが、
これは決して無視できる角度ではない。
離陸滑走の最初から機首が上がっているのを見ると、
なんだか落ち着かない気持ちにもなる。
ハンググライダーでは、助走開始時にノーズアップだと
スタチン(離陸失敗)する可能性が高いからかもしれぬ。
胴体延長型のE190/195は逆に機首を下げている。
だいたい-0.5度くらい。
胴体長の違いで機首上げ角が小さくなることはあっても、
機首下げにまでなることはないはず。さて。
考えられるのはランディングギアの長さ(高さ)の違い。
手元にEジェットのランディングギアのデータはないが、
左右メインギアの間隔(車ならトレッド幅)はわかった。
E170は5.2mで、E190は5.94m、つまり74cm広い。
ちなみにE190は主翼も拡大しており、
全幅はE170より72cm大きくなっている。
これはギア間隔の拡大分と同じだ(誤差2cm)。
ということは、翼の根元部分を延長したってことかな。
それならばE190のメインギアは30数cmほど長くでき、
胴体延長にともなう機首上げ角も確保できる。
ただしノーズギアが同じならば地上では機首が下がる。
以上、ただの推測だけど、まあ筋は通る。
両方使っているジェイエアのメカさん(実際の整備は、
JALエンジニアリングが実施)に聞けばいいのだけど、
記事にするわけではないので煩わすのも申し訳ない。
次に取材の機会でもあれば聞いてきますわ。
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