ELTにしみじみ
ELTは墜落などの衝撃が加わったときに電波を発して
飛行機の居場所を発見しやすくするための装置だ。
ときどき、意外なところに装備されているのを見る。
<キャビンに貼ってあるから秘密でも何でもなかろう>
787のELTのバッテリーが火を噴いたことがあったから
すぐに発見・消火しやすいようにかなと想像している。
そしてELTを見ると、僕はしみじみ昔を思い出してしまう。
自家用免許の実技試験のときに鳴らしたことがあるからだ。
ショートフィールドランディングを見事に決めたはずだったが
ノーズギアがシミーを起こして機体が激しく揺れた。
そのあと何やらピーピーと聞いたことのない音がしてきて
試験官のアドバイスで無線を緊急周波数に合わせたら
猛烈に大きな音になったから「ELTだな」と。
で、どーすればいいんだと思ったけど、
試験官が「たぶん後ろにあるんじゃないかな」と言うので
胴体にもぐって隔壁をベリベリと開いたらオレンジ色の箱。
スイッチがあったからオフにしたら音も消えて静寂。
そのまま試験を続行して、幸いに合格した。ただし、
「オフにしたままじゃヤバいよな」と気づいたのは数日後(爆)。
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