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2017/12/29

ピトー管のフィンの理由

昔の飛行機のピトー管についているフィンの理由、
内部の構造を描いた図からなるほどと推測できた。
あくまで、まだ推測にすぎないけど。
Pitot_11_1
ピトー管の中には先端で受けた全圧を伝えるための
穴が通っているのだけど(薄い紫で表示)、
それはいったんフィン内部の空洞につながる。
この空洞にはストローのような管(水色)が貫いていて、
圧力はその先端からさらに機体側に伝えられる。

なぜ途中に空洞部分を作ったかというと、
空気と一緒に吸い込んだ水滴とかを取り除くためだ。
実際に青い矢印のあたりにドレインホールが開いている。
ピトー管内の水分の凍結はただちに安全に影響をおよぼす。
だから現在ではヒーターをつけて温めたりしているのだが、
それ以前の時代の凍結防止の工夫だったのではないか。
昔の飛行機を知る整備士さんに聞ければ確実なのだけど。

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