結果オーライ
海外から帰国するとメールをどばどば着信した。
連日この雨ではカメラマンは干上がりますねとあって、
そうか日本はずっと天気が悪かったのかと知った。
僕がいたところはよく晴れていたのだけど。
ただし数日後の山陰地方への取材がやばい。
日帰りの予定だが、その朝に台風が東京を直撃する。
羽田発の飛行機はたぶん飛べないだろう。
前日入りを指示されたが、もう航空便が取れない。
かろうじて隣の空港への席を確保して、あとは陸路移動だ。
ただでさえ取りにくいホテルも、なんとか予約できた。
台風の影響で風雨が強くなり、前日から欠航が続出した。
僕の便も条件付運航だったが、幸いにも無事着陸できた。
その後のフライトは欠航したそうだから、ぎりぎりセーフ。
隣のスポットのFDA機も、台風で足止めされたものか。
空港から目的地までの陸路移動もまったく油断できず、
山陰線も暴風雨のため運休のお知らせがちらほら。
僕が向かう駅よりも先の区間もついに運休が決まった。
これもまたぎりぎりセーフとホッとしたいところだが、
駅からホテルまでは傘をさせないほどの強風に泣いた。
翌朝は雨は弱くなったが、風が強く始発列車は運休。
タクシーで行くにしても道路は大丈夫かなと不安だったが、
僕の乗る路線だけ2番列車から動き出した。
綱渡りでも取材先までたどり着けたのは、
やはり日頃の行ないがよかったということなのだろう。
取材が終わる頃には東京への航空便も再開していたが、
ダイヤは大幅に乱れており、何時間も空港で待機した。
あと少し遅れれば滑走路の運用時間が終了して欠航と聞き
ひやひやしたけど、締切5分前になんとか出発できた。
ただし羽田に到着したときには日付が変わっていた。
もう国内線Tから新宿行きのリムジンバスは終了しており、
モノレールで浜松町まで出てもその先がない。
やれやれと思っていたら、
ANAが上限1万5千円の交通費を補償してくれた。
振り返れば目的地に着けて、取材できて、帰宅できた。
クタクタでも結果オーライということかもしれないが、
また台風が来るのか・・・。
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