A380の最大離陸重量は575トン
まだ工事中だった頃の羽田空港D滑走路。
手前側は埋立てだが、多摩川の河口にかかる部分は
水の流れを妨げない桟橋構造になっている。
資料によれば、設計に考慮した最大の航空機荷重は
「A380(最大離陸重量400トン)」と書かれていて「?」。
A380の最大離陸重量は400トンではなく575トンだ。
最大離陸重量という言葉の使い方を間違ったのだろう。
実際には、D滑走路の運用については
機種にかかわらず機体重量400トンに制限されている。
機体重量が400トンを越えることもある旅客機は、
今のところA380と747-8くらいだけど、
これらも重量を抑えればD滑走路から離着陸できるはず。
一方で777シリーズでもD滑走路を使えないことがある。
最大離陸重量は351トンだからまだ余裕がありそうだが、
D滑走路には機体重量だけでなく、
メインギア1本あたりの最大荷重が139.5トン、、
タイヤ1本あたりは26.2トンまでという制限もある。
長距離便で重くメインギアが2本しかない300ERでは
こちらの制限を越えてしまうことがあるからだ。
というネタもずいぶん前に書いてあったのだが、
やはり月刊エアラインで「空港特集」をやるというので
ネタがだぶらんようにしばらく公開は控えることにした。
なんかデジャヴのような。
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