手習い的飛行機
1983国際航空宇宙ショーで展示されたXT-4の模型。
初飛行の2年前だから、立体として見るのは初めて。
必死になって「アルファジェットと違うところ」を捜した・・・・
というのは、多くの年配マニアの共通体験ではなかろうか。
なにしろジャギュアそっくりのT-2に続いてこれだったから、
なんというか、うれしさ半分、ため息半分というか。
佐貫亦男さんは、T-2を「手習い的弟ジャガー」と評した。
ならばT-4は「手習い的弟アルファジェット」あたりだろうか。
手習いであっても、実用機にまとめあげるのは大変だし、
日本のメーカーがT- 2やT-4の開発を通して力をつけたら
次こそ「本当の国産機」ができると期待していた。
そんな時代を知らないのか忘れてしまっているのか、
海外の飛行機を「コピーじゃん」と嘲笑している人を見ると
おめでたいヤツだなと思う。
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