腐ってしまった写真
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航空工学を勉強すると飛ぶのが楽しいと書いたが、
生半可な理屈が迷いを生じさせることもある。
初めてのグライダー操縦ではファイナルの高さにビビった。
高すぎる。かといって機首を下げても、
高度エネルギーが速度エネルギーに変わるだけで、
滑走路を大幅にオーバーしてしまうだろう。
これは降ろせそうもないしゴーアラウンドもできない。
グライダーでもスリップさせて降ろしてもいいのかな?
悩んでいたら、「これでいい、ダイブを引け」と後席の教官。
ハング出身の僕は「おー、これはすごい装置だ」と思った。
<主翼の上下に立っているのがダイブブレーキ>
ハンググライダーにはこういう便利なものがない。
だから事前の高度処理を綿密に行う必要がある。
いつも僕はそれで緊張した。ところが他の人を見ると、
高すぎても無造作に機首を下げて突っ込んで着陸する。
半信半疑でマネしてみたら、とてもうまくいった。
ハンググライダーは高速での抵抗増加が大きいから、
思い切って加速することでエネルギーを浪費できるのだ。
まあ、競技用の低抵抗機は知らんけど、
そういうのに乗る人は高度処理もうまいんだろう。
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正月に飲んだくれたあとは、休んだ記憶がない。
まあ取材に出ているか家でPCに向かっているかなので
仕事をしながらでも息抜きは適当にできているけど。
「かぜたん」書くとか、こういうの(↓)をポチるとか。
フリーランスは暇になるとフトコロが寒くなる。
だから暇なときには財布のヒモがかたくなる。
かといって忙しいときには出かける余裕がないから、
ロクでもないガラクタばかりが増えていくわけだ。
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はじめてBD-5Jを知ったのは十代の頃の航空雑誌。
いつかこんな飛行機をブン回してみたいと思ったけど、
いまは「おっかなそうな飛行機だなー」と思う。
これも、ちょっと飛ばす自信はない。
世界最小の有人機といわれるバンブルビーⅡ。
全長2.7m、全幅1.68mというサイズもさることながら
失速速度が75ノットはヤバすぎる。
着陸進入速度は1.3倍が妥当として約180km/h。
着陸速度が速すぎて事故続出の雷電よりもさらに速い。
こんな飛行機すらデカく見えるのだから異常。
スティッツSA-2Aスカイベイビー。
でも失速52ノットというから、なんとか。
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<昔の全日本高校滑空選手権で撮影したブラニク>
大学以上の競技と違って、主に精度を競うものだったから
競技中の機体でも空撮することができた。
<翼端部拡大。横方向の流れで撮影時の状況がわかる>
今はあまりやらない撮り方をしたんだなと思い出した。
これもやはり、もっと簡単な方法を思いついたけど、
そのきっかけになった撮影ではあった。
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T-28がカッコ悪いのは、おデブだからではなくて、
前輪式のせいではないかとにらんでいる。
これを尾輪式に変更してネイビーブルーに塗ったら
「バブルキャノピーに変更したヘルキャットだよ」とかいって、
「ほら、P-47DとかP-51Dみたいにさ」とかもいって、
10人中0.3人くらいはだませるのではないか。
だまされなかった人はそのままでは面白くないので
「キャノピーどうなっているんだろうね」とかトボけてみる。
「まず後ろを開けないと前は開けられないのかな」とか、
「後ろのヤツがやられちゃったら前は困りそうだね」とか。
そのへんのメカニズムまで知っている人は手強そうなので、
こちらのボロがでないうちに逃げる。
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キャビネットだけでなく段ボールにも詰まったフィルムとか
カオスすぎたけど、最近ようやく先が見えてきた。
キャビネットの引き出しにすっきり7つ分にまで減ったのだ。
引き出し1つにフォルダーが14冊だから、約100冊。
1冊に20コマ入りのファイルが20枚ずつ入っているから
あと4万コマをスキャンすればいいわけだ。
・・・・4万コマか(涙)。
しかも、ここには旅客機のスライドはほぼ含まれていない。
手元にあるのは廃刊になったスカイスポーツ誌の写真とか
仕事より趣味で撮りあるいた航空博物館の写真とかが多く、
旅客機などの写真で手元にあるのは例外的なもの。
ほとんどは出版社に預けっぱなしにしてあるからだ。
そちらはもちろん、手つかずのまま。
プライベートなネガは外注で片づけたとはいえ、
航空関係のポジはなんだかんだと自分でスキャン続行。
とりあえず、あと「たったの4万コマ」だ・・・・(涙涙)。
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半端な天気では撮影意欲もわかないが
おにぎり食いながら外国人スポッターを眺めて
「どーだい羽田のデッキはいいだろう」と自慢したくなった。
鹿児島とか那覇とか広島とか、最近では女満別とか
クソなフェンスの空港なら自慢にならなかったけど。
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節目写真館から写真が戻ったことで
ネガフィルムのスキャンは完了したことになるが
素直に喜べないのは、まだ行方不明のネガがあること。
通し番号をつけていたのでわかるのだが、
1977年初渡米時のネガは大多数が出てこない。
スキャンが進めば見つかるかなと思っていたけど、
まだどこかに埋もれているのか、なくなってしまったのか。
ま、悲しいだけで、今となっては実害はたいしてないけど。
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撮影日不詳の新宿の写真は、
立っているビルの顔ぶれで推測する。
1982年竣工のNSビルがもうあるけど、
1974年の新宿三井ビルが見当たらない。
と思ったら、ガラスが景色を映して見えにくかったんだね。
鳥とか、ぶつからないのかな。
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取材ではいろいろな航空機に乗せてもらえるが
乗る機会が少ないのは熱気球と学生グライダーだ。
いずれも多くのメンバーが交代で乗るために頑張っている。
そこで、こちらから「乗せてください」とはお願いできない。
熱気球は係留されて飛んだことは何度かある。
飛行機とは明らかに違う不思議な浮遊感は魅力的だが
自由飛行はまだ経験したことがない。
グライダーも、曳航機には乗る機会が多い。
上空までグライダーを引っ張っていき、
離脱したあとでついでに空撮させてもらうのである。
そんな僕が初めてグライダーに乗れたのが霧ヶ峰だった。
順番を待つ学生さんたちに恐縮しながら
すでに希少だった萩原式H23Cに乗せていただいた。
初のグライダー体験としては、文句なしに最高だった。
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趣味あるいは趣味的な仕事はともかくとして
プロがデジタルカメラしか使わないのは
もはやフィルムでは勝負にならないからだ。
ただし、まだデジタルでは撮れない写真もある。
厳密にいえば、撮りたくない写真、というべきか。
もちろん必要とあれば撮るけど。
たとえ防塵構造であったとしても、気が重い。
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ということで、伊丹へ。
仕事開始よりもだいぶ余裕のある飛行機に乗って行き
展望デッキで2~3時間粘れた。
J-AIRのエンブラエル190も無事に撮れたですよ。
ただし、ただ撮ったというだけの面白くない写真だったので
胴体を縮めてみた。
エンジンが太いのでE170ではないとわかるはず。
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