大学で学んだ航空工学の知識は
操縦免許の学科試験に対してはほぼ無力であると
問題集を見たときにすぐにわかってがっくりきた。
ちゃんと専門に勉強しないと合格できないのである。
ただし、飛ばしているときにはまんざらでもなかった。
たとえば失速させるときの空気の流れのイメージとか、
フラップを下げたときのトリムの変化とか、
翼配置や上反角とロール安定の関係とか、
なるほどと納得したり、釈然としなかったり。
いずれにせよ航空工学を学んだ人は、
学んでいない人よりも飛行機の操縦を楽しめると思う。
同病の人たち、せっかく勉強したなら、楽しまないと損だ。