<日本初の人工衛星「おおすみ」の予備機>
アポロ11号が月に着陸した半年後の1970年2月、
日本は世界四番目の人工衛星打上国になり、
その2ヶ月半後に中国が続いた。僕は小学生だったが、
「勝った勝ったと喜べるような内容ではなかった」と、
さらに数年後に大学の授業で教授が。
なにしろ中国が打ち上げた人工衛星「東方紅1号」は
日本の「おおすみ」の5倍以上の重さがあった。
打上げロケットの軌道投入能力(ペイロード)は10倍以上。
そのときに「ひえ~」と驚いてしまったから、
いまさらの長征5号では驚かなかった。