武勇伝というか、無謀
初めてカラーポジを使ったのは初めての渡米のとき。
雑誌のカラーページにはポジフィルムを使うのだと
月刊航空情報の編集者から聞くまでは知らず、
ついでにコダクロームというフィルムを教えられた。
ISO64のKR系と、ISO25のKM系があって、
「そりゃあKMの方がきれいだ」といわれて素直に従い、
リノのパイロン下に突撃した1977年、十代最後の夏・・・。
それって武勇伝だよな~と今ならアゴが外れるけど、
あまり一般ウケしない。
プロペラ、意図して消したわけじゃないよ(苦笑)。
ちなみに撮ったフィルムは航空小包で日本に送り、
手書きの原稿も航空郵便で送った。
EメールはもちろんFAXすらなかった時代である。
誌面で使われた写真は後で返却されたが、
未使用分の写真は戻ることも見ることもなく紛失された。
だから全体的な結果がどうであったのかは知らない。
どうせブレた写真が大名行列していたのだと思うが、
それにしても無謀でズサンな時代だった。
| 固定リンク
« 窓から見た翼その3 | トップページ | 脊髄反射 »