やはりお天気には勝てない
写真の仕事はお天気商売だ。
とりわけ軽飛行機は天気が悪いと飛ばない。
いくら日頃の行いがよすぎる僕でも、魔がさすこともある。
とりわけ海外の飛行学校の取材とか、
出直しするほどの予算もないときは絶望的である。
なんとかしなければと、もがいた苦い経験も多い。
天気が悪くて訓練はなかったが、なんとか空撮だけでもと。
背景は真っ黒に見えるかもしれないが、景色はある。
一緒に苦労した担当者は、後に航空会社の社長になった。
僕と同じであいかわらず天気に気をもむ毎日なのだろう。
まれに、天気が悪くてよかったという取材もある。
たとえば空中測量とか斜め写真のパイロットの取材。
天気がいいと飛んで行ってしまう可能性が高いから
インタビューとかできなくなることがあるのだ。
そんなときは「天気が悪くてよかったなー」と思うけど、
晴天の日ほどは楽しくない。
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