エドワード・マロニーさんご逝去
エドワード・マロニーさんが亡くなった。
唯一のオリジナルエンジンで飛行可能な零戦を保有する
プレーンズ・オブ・フェイム航空博物館の創始者だ。
ここには飛行可能にレストアされた飛行機がたくさんある。
1機あたり数千万円から数億円以上の価値がある。
それを、なぜそんなにたくさんの集めることができたのか。
他人のフトコロはのぞきたくないが、実は石油王であるとか
大企業の社長であるとか、謎だったので聞いたことがある。
1995年の零戦来日時に、僕は飛行許可取得を担当したので
マロニーさんとものんびり世間話をさせていただけたのだ。
「昔は高くなかったんだよ。それどころか誰も価値を見いださず、
用が済んだ飛行機はどんどんスクラップにされていった。
それではいけないと、少しずつ集めていったんだ」
先見の明というよりも、飛行機が好きだという気持ち。
それがウォーバードの価値を見なおす潮流を生み出した。
僕は、そう理解している。
幸せな人生だったと信じたい。
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