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2016/08/24

ダメなレンズを知らなかった頃

今は誰もがレンズ性能をシビアに論評したりするけど、
また、そんな情報がネット上にあふれているけど、
昔は、少なくとも十代の頃の僕はあまり気にしなかった。
というか、まさか大手カメラメーカーが出しているレンズに
写りのよくないものがあるなんて考えたこともなかった。
そもそもレンズのチョイスもそれほど多くはなかったし、
レンズの価格差はF値の違いだろと単純に考えていた。
また昔はすべてマニュアルでピントや露出を合わせていた。
いいレンズを追求する以前に、腕を上げなくては仕方ない。
Glider_tow_918_1_1
<これって僕のせい?って、しばらく頭をかかえた>
借り物のレフレックス500mmかな。ひどい周辺光量落ち。
もちろんフィルム時代は現像するまで結果はわからない。
「絞ればいいじゃん」という人は反射式レンズを知らない。
レフレックスは絞りが固定でさらに絞れないのだ。
これは借り物だったけど、FD100-300mmは買ったかな。
「こんな便利なレンズが出たんだー」と喜んで、
「世の中に、そんなにうまい話があるはずがない」と知った。
Okdbi_125_4_1
<それと比べると現行のEF100-400は奇跡だな>
なお高いレンズなら写りもいいわけではないのでご注意。
たとえばEF24-105mmLは「L」とついているくせに駄作。
普及判の「L」なしの方がずっとよく写るけど、
造りがあまりよくないので酷使しているとガタが出てくる。
仕方ないので2本買って修理しながら交代で使っているが
間もなく新型の「L」が出るので、いちおう楽しみにしている。

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