40年目の天然色
十代の若者には、写真は金のかかりすぎる趣味だった。
フィルムは現像するまでが精一杯だからプリントは無理。
特別なもの以外は、プリントよりフィルムを買うのが優先。
ネガさえあれば、プリントなんかいつでも何とでもなる・・・
などと考えて、ほぼ40年。
だから自分で撮ったほとんどのカラーネガの写真は
本当はどんな色なのかを知らない。
そのまま劣化してしまったフィルムさん、ごめんなさい。
ただし、ほぼ全滅かと思っていた70年代のフィルムにも
比較的劣化していないカットもあって、少しうれしい。
1977年にマイアミで撮影したイースタンのトライスター。
十代だった僕に、「ちゃんと撮れていたよ」と言ってあげたい。
ニューヨークのJFKとマンハッタンを結んでいた
ニューヨーク・エアウェイズのシコルスキーS-61L。
もちろん僕には乗る金などなく、乗り合いタクシーを利用。
が、相乗りの乗客全員が運転手に脅されてボラれた(爆)。
地元(らしい)人も一緒ならばと安心していたのだが。
なぜ、そんなところで記念撮影している?
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