離陸と着陸のピッチ角
<エンブラエル170の着陸(↑)および離陸(↓)>
まあ、シャッターを押すタイミングにもよるが、
だいたい離陸より着陸の方が機首上げ(ピッチ)角は小さい。
777-300ERのセミレバーギア機構も着陸では不要だ。
でも、これって不思議じゃない?
だって離陸よりは着陸の方が速度が遅いから、
本当ならばピッチ角を大きくしないと飛んでいられない。
「しかし着陸では進入角3度を機体の迎角から引いたものが
地面に対する機体の角度となるから尻は擦らないのである」
・・・・・というのが一般的な説明だ(笑)。
だけど接地前にはフレアーをかけて降下率を減らすんだぜ。
うんと引っ張れば、最後はほぼ進入角ゼロ。
これは離陸より深い着陸フラップのおかげと説明すべきでは。
フラップを深くするほどピッチを浅く調整する飛行機は多い。
だから、もし離陸と同じフラップ角で着陸しようとすると
尻を擦る危険がある飛行機はけっこうあるはずだ。
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