いっぱい遊べ
いまはGoProなどという便利なカメラがあるが、
昔は重い一眼レフをつけられるマウントを自作したり、
あれこれ工夫しなければならなかった。
フィルム交換のためだけに着陸することもあって大変だった。
作った機材はまず自分で何度も試しながら改良を重ね、
本番では一流のパイロットたちに納得してつけてもらった。
もちろんカメラ破損は覚悟の上、消耗品だと見栄をはったが
機体だけは絶対に壊さないように注意した。
僕はほとんど自分の記念写真は撮らないのだが
こうした機材のテスト時などの写真がときどき出てくる。
<これはレンジャーをカルガリーからロスまで飛ばしたとき>
ヘリのライセンスは持っていなかったが、
同行のアメリカ人が教官だったので訓練名目で飛ばせた。
ベトナム帰りの男で、操縦も撮影も好きにやらせてくれた。
若い人にも、そんな風にたくさん遊んでほしいと思う。
オッサンは、そうしたチャンスを作るのが役割かとも思う。
ま、チャンスがあっても簡単には渡さないけど(笑)。
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