プロアマつれづれ
お天気の予報業務には気象予報士の資格が必要だ。
それは有償か無償かに関係ない。
たとえ無償でも無資格の人が予報を出すことはできない。
金銭だけではなく、社会に与える影響が問題とされるのだ。
何事も報酬を受けるからには、それなりの責任は生じる。
だが報酬を受け取らなくても、責任を免除されるわけではない。
それは気象予報業務だけに限らない。
たまに「自分は無償でやっている」ということを、つまり
プロではなくアマであることを免罪符のように言う人がいるが、
とりわけ個人でもWEBで大きな発信力を持つ時代だ。
自分の発言に責任を持つということにプロもアマもなかろう。
と、ここまで書いて、最近タメイキ連発の「プロ」を思い出した。
もともとカメラマンとかライターとかジャーナリストとか
「プロ」の定義があいまいな職業はたくさんあるし、
だから誰が「プロ」を自称してもまったくかまわんと思う。
でも、わざわざ「プロから見て」とタイトルをつける記事ならば、
相応の内容は期待されてしかるべきだし、
それに応えられなければ失笑をかうのも当然。
もちろん僕だってこれまでさんざん笑われてきただろうが、
東洋経済オンライン、それだけの覚悟があるのか?
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