<ユンカースJu52の機内>
フレームとロンジロンを組み合わせて波板を張る。
ある意味ではセミモノコック構造とも似ているけど
波板が圧縮力も受け持つからストリンガーは少なくできる。
けれども、それが「メリット」といえるほどのものかどうか。
ストリンガーをなくしても外板はセミモノコックより重そうだし、
空気抵抗も大きい。加工するのも修理するのも大変そうだ。
初期の機体を「とにかく金属で作ってみた」というのはわかる。
しかし、どうしてユンカースは波板にこだわり続けたのか。
それは波板・・・というか、自分の創造物による呪縛なのだろう。