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2015/06/30

ル・ブルジェの世界時計

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改装中だった仏航空宇宙博物館のセンターホールの壁には
おそらく昔のままに復刻された世界時計がある。
ベトナムのホーチミン市も「SAIGON」と表記されている。
こういう世界時計は航空関係の施設ではよく見られるが
当然のことながら、そこに出てくる都市名はそれぞれに違う。
そんなことからも国際関係が垣間見えるものだが、
これは現代ではなく昔の様子を知るうえでも興味深い。
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ちなみに北京は英語綴りのBEIJINGではなくPEKIN。
実際にはEの上にアクサン記号がつくのだが
「ローマ字でPEKINと綴ってもあながち間違いじゃないな」と
少なくとも通じないことはなさそうだなと思った。
フランス語の発音は「ピーキン」のように聞こえるが、
これも英語の「ベイジン」よりはマシであるように思える。

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2015/06/29

V尾翼のボナンザ

なぜ人気が出たのかわからない商品はいくらでもある。
ファッションはそんなのばかりだし、自動車もまあまあ。
あとは飛行機でも、そういうのがある。
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<Vテール・ボナンザ。80年代までに約1万機を販売>
個人的には、あまり好みじゃない。
ヨーとピッチを複合するのが気持ち悪い。
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<ちなみに尾翼の舵は「ラダーベーター」と呼ばれた>
トリムとか、うまく取れたのかなあ。 

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2015/06/28

そろそろビンテージバイク

ETCをつけたとき、ハンドルのベアリング交換を勧められた。
「曲がりにくくないですか?」
「もともとヘタッピーだからよくわからない(冷汗)」
とはいえETCをつけてくれたバイク屋さんは遠い。
仁義にもとるなあとは思ったけど、近所の主治医へ、
それも指摘されてから何ヶ月もたってしまってからようやく。
「どれどれ、ああ本当だ。変じゃなかったですか?」
「トシとって運転がヘタになったのかと・・・」
内省的っつーか、昔からポンコツばっかり乗っているから
不調を不調と思わないで、適当にカバーしてしまうのだ。
それはメカにもあまりよくないことだろうなと思った。
かれこれ20年前のバイクだ、大事に乗らないと。
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<せめてちょっとは磨いてやらなくては>
ちなみにヨーロッパではこういうヒストリック車には
税金や保険の優遇制度のある国が多いが、日本にはない。
車やバイクだけでなく、零戦とかYS-11とかも見殺し状態。
それで歴史や伝統を重んじるとか、笑わせてくれる。

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2015/06/27

どうなる天草エアラインの新塗装?

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<AMXとJACが導入するATR42はこんな旅客機だ>
写真は古いモデルだから特にプロペラまわりが異なるけど。
とりわけ、まだ未発表のAMXの新塗装が気になるが
「みぞか」塗装でも何とかなりそうな、ならなそうな。
あとひとつ気になるのは「かくれくまモン」を残すかどうか。
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<勝手に合成してみたが、ここでは「かくれ」にならないね>

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2015/06/26

川じゃないよ

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本州と九州を隔てる関門海峡は、まるで大きな川だ。
上が山口県下関市、下が福岡県北九州市。
下関側は、やはり川のようで川じゃない水路で分断されている。
広い海峡(大瀬戸)に対して小瀬戸といい、その先は彦島。
日本海と瀬戸内海の水位の差が、
この狭い水路でどれだけ暴れるのだろうかと思ったら
途中に水門があって潮流を抑えているのだそうだ。
北九州空港の取材で飛行機を撮るような天気じゃなかったら
またぶらぶらと散歩してみたい。

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2015/06/25

ダサい設計も承知のうえ

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ドリームリフターとベルーガを比べると
ベルーガの方がずっとスマートな設計だなと思う。
ドリームリフターは自力ではカーゴドアを開閉できないし、
何より尾翼の操縦系統が分断されるのがトホホ。
実はオペレーションを間近に見たことないんだけど、
油圧配管とかケーブルとかロッドとかどうしているんだろう。
APUを廃したのも、燃料配管が厄介だったからではないのか。
胴体下部が一体のベルーガには、そういう手間や心配がない。
もちろん、ボーイングもそんなことは百も承知のはず。
それでも目的が明確だから妥協に迷いはなかっただろう。

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2015/06/24

お国柄ですか?

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一時停止標識もないのに、よく停まったなあと感心した。
日本みたいに空港内用のナンバープレートもつけてない。
確かに、自分の車で普通に入れる空港は多いように思う。

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2015/06/23

中部から小牧までは少し遠い

ついでにテントだけでも見てきたかったけど
日帰りの旅程では、「ついで」といえるほど近くなかった。
ま、取材のあと不良カメラマンたちと酒飲んでなかったら
行けたかもしれないのだが(爆)。
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SI2、個人的には「ハワイで迎撃」ってオファーがないかと
海パン用意して待機しているんだけど(笑)。

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2015/06/22

明るいところでも寝られる

部屋を暗くしなければ寝られないという人もいる。
寝室の遮光カーテンを二重にしているという知人も。
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僕は、あまり気にしないで寝られる。
だから寝てはならないときでも寝てしまうことがある(涙)。
夜が短いのは一向にかまわない。
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あ、今日から夜が長くなっていくのか(爆)。

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2015/06/21

刃物を扱うように

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僕は軍隊や軍事力の行使の必要性を否定しない。
つまり何がなんで も戦争はいけないなんて思っていない。
けれども軍事力はきわめて厳格に管理・運用されるべきだ。
ルールを好き勝手に曲解してしまうような
そういう政治屋に委ねるのは、大変危険なものだと思う。

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2015/06/20

グロスター・ミーティアの操縦桿

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スピットファイア同様に、途中で左右に折れる方式。
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折れる部分のアップ。見やすいように、明るく補正している。
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根元のアップ。同様に補正。
とりあえず、興味のある人もいるかと思って。

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2015/06/19

続・風評被害

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小さな飛行機で何時間も飛ぶのは窮屈でたまらん、などと
理不尽にボヤかれることが多いのは、かわいそうな737だ。
小さな飛行機が窮屈そうに見えるのは確かだが、
専門家を気取る人がメディアでタレ流すと悪質なデマになる。
目にあまったので、風評被害を防ぐため(笑)に書いておくが、
737の普通席1席の広さはワイドボディ機と同等以上だ。
ちなみに、同じく「小さな飛行機」のA320や、
より小さなエンブラエルEジェットは、もっと広いはず。
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また、もとが短距離機と思ってなめているかもしれないが
737のキャビン断面は、かつての国際線の花形707と同じだ。
昔は707でヨーロッパでもアメリカでもガンガン飛んだ。
だから「短距離用キャビンで長時間」などとボヤくのは的外れ。
長距離機のキャビンを短距離機に奮発したのが737なのだ。

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2015/06/18

ドイチュポストの電チャリ

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我が家のママチャリよりもかなりゴツくて重そうだが
最近よく見る3人乗り自転車と比べればこんなものか。
補助輪つきスタンドはハネ上げられるようだが
それでも邪魔そうに見える。
あとバッテリーも巨大なのが2つもついている。
その重さを運ぶだけで相当な電力を消費しそうだ。

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2015/06/17

下駄を履かせた理由

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こうしてみると、やはりA330の頭下げは大きい。
床を水平にするのに、あれだけ必要だったわけだ。

ちなみに開発中の737MAXは、ふくらみをなくしている。 

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2015/06/16

続・最近の大人買い

暗い機内で細かな字の入国書類を書いたり、
時差ボケで眠れないホテルのベッドで本を読んだり、
そういうときには老眼鏡が必要になる
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<これ読めない人も、老眼鏡を考えた方がいい(違う)>

とはいえ普段は眼鏡をしていないので、よく忘れる。
だからバッグひとつひとつに携帯用老眼鏡を入れている。
最近も立て続けに新しいカメラバッグを2つも買ったので
それに入れっぱなしにする老眼鏡も2つ買い増した。
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<赤い字が読めない人も、そろそろ老眼鏡ね(違うって)>

なんとも豪勢な話だが、ケース込みで千円もしない安物。
試着もしない通販だから、似合うかどうかも考えなかった。
こういう色気のなさも、一種の大人買い(違うから)。

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2015/06/15

YS-11で飛ぼう

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<所沢の空。今日もYS-11の独特の爆音が響いている>
エアロラボには頑張ってほしいが、
航空自衛隊もYS-11を頑張って使い続けている。
そして今年も美保基地では体験搭乗の募集を行っている。
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<実施は9月13日だが、応募ハガキは7月30日必着>
くわしくは美保基地のホームページを見ていただきたい。
当たるかどうかはわからんけど、遠方の人は
当たるつもりでセッセと旅費もためておきましょう。
外れても、彼女を誘って豪勢なディナーに流用できるし(笑)。
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<ちなみに搭乗希望機種としてはC-1も選べる>
窓がほとんどないけど、それもまた得難い経験だろう。

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2015/06/14

夏の早朝フライト

羽田から福岡や長崎に飛ぶ飛行機。
いつもとは限らないけど、離陸後に大きく空港を半周する。
MITOH ONE/RNAVデパーチャー。
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<06時55分発のソラシドエア31便から撮影>
朝早いから、ターミナルのスポットがまだ満杯。
ただし冬には日の出直後で、1タミの機体は日陰となる。
ちゃんと光が当たった写真が撮れるのは夏ならではだ。
1日を有効に使えるし、やはり早朝フライトはいい。

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2015/06/13

おトク感がある乗り物

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A330の最大離陸重量は約240トン。
エンジン1基あたりの推力は約32トンである。
エンジンは2基ついているとはいえ、
離陸中に1基が故障しても大丈夫なことになっている。
つまり240トンの重さを32トンの力で空中に持ち上げられる。
巡航中ならば、せいぜい推力10トンそこそこでも十分だろう。
240トンを10トンの力で空中に支える。
なんとなく、お得な感じがしませんかね。

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2015/06/12

CFRPの外板

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<ANAの787初号機の窓を切り出したパーツ>
歴史的な記念品として展示されているものだが、
メーカーが細かい技術資料を提供してくれない状況では
CFRPのスキンの厚みがわかる貴重な資料でもある。
他の展示用サンプルでは本当の厚みかどうかわからない。
エアバスA350でも「本物と同じ?」と確認はしてみたけど、
本当にそうなのかは確かめられない。
Cfrp_skin_002
<787の窓の厚みとも近いから、だいたいこんなものかな>
ボーイング707と比べると薄いし、重量はさらに軽い。
ただし繊維をどんな方向で何枚積層しているのか、
どんな樹脂でどのように硬化させているかという
細かいレシピまではわからん。

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2015/06/11

ハンブルクの707

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<バスから撮ったハンブルク空港のボーイング707>
JA8001のように整備訓練機として使われていたらしい。
もともとルフトハンザの機体であったことは確かだが、
長く変ちくりんな塗装で保管されていた。
5年ほど前にルフトハンザ塗装に戻されたが、
レジのD-ABOBはフェイクで、本当はD-ABODだそうだ。

ちなみにターミナルから市内に向かうのとは
逆方向の空港敷地内に置かれているのだけど
どうしてここを通ってくれたのかは不明。
サービスかな(笑)。

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2015/06/10

素通りしそうだった

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<設置半年めにして、ようやく見てきた実物大?ゴジラ>
初代と同じ身長50m。思ったよりも、ずっと存在感がない。
これなら、本当にゴジラが登場したとしても、
2~3ブロック離れていたら気づかないかもなと思った。 
で、ガンダムなんかこの5分の2の大きさだ。
大魔神はゴジラの頭くらい?
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いやー、夢のない時代だぜ。

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2015/06/09

秘密のビーチ

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ハワイにも人の少ないビーチはいくつもあるが、ここは特別。
なにしろ離島のうえに、陸路では近づきがたい。
僕もヘリコプターで送迎してもらった。
他に誰もいなかったから、スッポンポン(うそ)。
が、近所にコンビニもないなと心細く思ったのが情けなし。

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2015/06/08

有名な島らしい

ということで 「由利島が見えた」といってみたがほぼ反応なし。
Yurijima
まあ、知っている人には有名ってことなんだろう。

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2015/06/07

創造の呪縛

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<ユンカースJu52の機内>
フレームとロンジロンを組み合わせて波板を張る。
ある意味ではセミモノコック構造とも似ているけど
波板が圧縮力も受け持つからストリンガーは少なくできる。
けれども、それが「メリット」といえるほどのものかどうか。
ストリンガーをなくしても外板はセミモノコックより重そうだし、
空気抵抗も大きい。加工するのも修理するのも大変そうだ。
初期の機体を「とにかく金属で作ってみた」というのはわかる。
しかし、どうしてユンカースは波板にこだわり続けたのか。
それは波板・・・というか、自分の創造物による呪縛なのだろう。

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2015/06/06

素敵な年中行事

ドーハのハマド国際空港に座り込んだテディ・ベア。
高さ7メートル、重さ15トン、値段は680万ドルだそうです。
最近のレートだと、ざっと8億円といったところか。やれやれ。
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もうそんな季節かと思いつつ、また寄付したことをうざく報告。
なんだか年中行事として定着してきたのかなと思う。
「俺が働くから、おまえは学校に行け」って、悪くない。
そんな大それた金額じゃないから、「俺たちが」かな。
半年後の自分、またよろしく。震災の日を忘れないためにも。

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2015/06/05

ぜいたくな飛行機

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<マクタン・セブ国際空港で見たボーイング737-200>
見るたびに、そろそろ見納めかなと思う割によく見る(苦笑)。
たぶん新品のプロペラ軽飛行機を買うより安いが、
燃料はバカ喰いするし、整備の手間もかかるはず。
これは貨物機として使っているようだが、
「ボロくて貧乏くせえな」というより「金あるな」と思ってしまう。

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2015/06/04

予備機は同じ機種

ときどきカメラ選定の相談を受ける。
使ったことないカメラはわかりませんと正直に突き放すが
一般論ならばある程度はアドバイスできる。
そして、カメラに求める条件は本当に人それぞれだなと思う。
例えば今のカメラと電池を共用できないのは駄目だという人も。
なぜそんな枝葉のことを気にするのかと思ったら、
「カメラごとに電池が違うと荷物が増えるから」だそうだ。
やはりプロのアドバイスだというが、、、、誰だよ?(笑)。
そういう人には「では思い切って新型2台に」と薦めている。
これならば電池はもちろん、何もかも共用できる。
だいたい予備機が必要ならば同じ機種にするのが合理的だ。
僕も2台をメインに予備機も含めて3台同じカメラだ。
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<ブルーインパルスだって予備機は同じ機種でしょ>
もちろん、たいていの人は同じカメラを何台も買ったりしない。
予算の都合もあるし、いろいろ使い分けたい気持ちもわかる。
1台はフルサイズ、1台はAPS、1台はミラーレスとか。
でもセンサーサイズの違うカメラを併用すると、
レンズのチョイスはややこしいことになる。
それはバッテリーや充電器の重さより深刻な問題のはずだ。
Slowshutter
APSは高感度が弱いといっても、滅多に困らんて(笑)>
などということは何度もアドバイスしてきたが、
結果、「僕なら買わない」というカメラを買ったり、
「いいよ」というカメラを買わなかったりするヤツばかり(爆)。

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2015/06/03

いつの間にか珍しくない

北九州空港、短い時間だったが展望デッキに上がると、
エプロンにガルフストリームが鎮座していた。
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誰かお金持ちでも遊びに来ているのかなと思っていたら
今度はグローバル・エクスプレスが降りてきた。
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2週間後の北九州空港にはCJ2+がいた。
これはどのお金持ちか、だいたい見当がついた。
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そこから小牧に飛んだら、サイテーション・ソブリンが。
タッチ&ゴーを繰り返して、なにやら訓練中のご様子だった。
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さて、しめておいくらでしょう(笑)。

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2015/06/02

謎のテープ

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<WWIのフランス戦闘機スパッドXⅢの主翼構造>
リブにクロスして渡したテープが謎だったので
昨日、創立30周年を迎えたという
オリンポスの四戸哲さんに聞いたら簡単に教えてくれた。
こんなもの、大学の授業では習わなかったし、
大学で学んだ知識でも想像できなかったのに。
やはり実際に飛行機を作っている人は、まるで違う。
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ピッツで見た糸もちゃんと張ってあった>
ル・ブールジェの航空宇宙博物館。
何度も訪ねて、何度も見ているはずの展示だが
いずれも今までは気づかなかった。
博物館の展示は退屈だと思うこともあるが、
それは見る側の目が節穴だからということも多い。
どれだけ楽しめるかは、その人の力量次第だ。
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<今まで見えていなかったテープがここにも>
で、答は機会があれば飛行機屋さんに聞いてみてください。
ここで知ったかぶりで書くのはカッコ悪い。

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2015/06/01

力強いお言葉

火山国の日本では、しばしば飛行機からも噴煙が見られる。
たいていは、「火山といってもこんなものか」という程度だが。
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<阿蘇山。5月5日撮影>
熊本空港に着陸進入中の機内から。
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大涌谷の蒸気。5月27日撮影>
モヤッた日だったけど、高度約1万2千mからでも見えた。
口永良部島の噴煙は高さ9000mまで上がったそうだ。
見える、どころではなかっただろう。

以前から火山噴火対策の甘さを指摘されていた川内原発、
今回の噴火は再稼働に影響を与えないと早々にコメント。
そりゃあ「今回の噴火」については、そうだろうね。

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