星になったアメリカ機
米軍機の残骸はデビスモンサンあたりにゴロゴロあるが
「撃墜された残骸」の数でいえばハノイが世界で一番だろう。
同時に撃墜マークをつけた北ベトナム軍機の展示も多い。
<MiG-21「5033」号機。撃墜マークは3個>
B-52戦勝博物館に展示されていたけれども、
撃墜したのは3機のF-4ファントムであると書かれていた。
<MiG-21「5020」号機。マーク12個で空軍博物館の主役>
僕はベトナム戦史にくわしいわけじゃないけど、
置かれている場所からして有名なパイロットの機体なのかも。
<MiG-21「4326」号機。なんと撃墜マークが13個>
同じ空軍博物館だが、展示場所は「5020」ほどはよくない。
<MiG-21「5121」号機(手前)。撃墜マークは8個>
だんだん、あまりの数の多さに「本当かよ」と思えてくるが、
後ろのMiG-19など撃墜マークのない機体もけっこうある。
<MiG-17「2047」号機。これも撃墜マークはなし>
プロパガンダなら、何でもかんでも撃墜マークを描きそうなのに。
<同じ番号のMiG-17「2047」号機を発見。しかも7機撃墜>
世界遺産でもあるタンロン皇城遺跡の近くに展示されていた。
有名な機体だとしたら、その塗装(番号)を模すのは
欧米の博物館でも珍しくないが、これについては不明だ。
<MiG-21「5121」号機も、もう1機。撃墜マークは5個>
やはりタンロン皇城遺跡の近くに置かれていた。
空軍博物館の「5121」号機とは撃墜マークの数が違う。
<MiG-21「4324」号機。撃墜マークは今回最多の14個>
軍事歴史博物館の機体だが、これは全面を塗り直していた。
言いかえると、他の機体は塗り直してないようでもあるが・・・。
これら個々の機体の撃墜マークの信憑性はわからんけど、
ベトナム戦争で米軍機が多数撃墜されたのは事実だ。
ハノイ・ヒルトンにすらチェックインできなかった人もいるだろう。
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