ヘタな鉄砲も撃つべし
とりわけカッコ悪いアングルで撮ったということもあるけど、
あんまりキラリとしたものが感じられないデザイン。
だがこんな飛行機でも実現できたのは、うらやましい。
かつてスパコンの開発で「世界一じゃないと駄目なのか」と
突っ込んで、袋叩きにあった議員がいた。
まあ、あの状況では無理もないかなという気もするが、
やるからには世界一をめざさないと、と考えすぎるのもよくない。
どんな分野でも、ある程度の量をこなさないと質は上がらない。
石ノ森章太郎さんも、漫画についてそんなことを言っていた。
ならば、まずはとにかく失敗も含めて経験を積むこと。
飛行機の世界だって同じはずなのだけど、相変わらず
「本気さえだせば超一流なのだが」という妄想は後を絶たない。
サル真似といわれても、三流といわれてもいいから数をこなす。
まずはヘタな鉄砲を数撃たせることが大切だと思う。
だからMRJが失敗しても、そこでやめなければ価値がある。
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