ガーゼの上から包帯グルグル
炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の787の胴体は、
例えるならばトイレットペーパーの芯に包帯をグルグル巻いて、
そこに接着剤を染み込ませて熱で固めて作るようなイメージ。
芯を抜いたあとで、窓やドアなどの開口部を切り抜いていく。
川重の工場を見学したときも、まあそんな感じだった。
(ただし「包帯」をグルグル巻いていくところは撮影禁止だった)
旅客機の胴体では開口部の周りを補強しなければならないが、
包帯グルグルでは都合よく厚みを変えられそうもない。
どうなっているのかなあとずっと気になっていたのだが、
ボーイング・エバレット工場で素晴らしい外板サンプルを発見。
※クリックすると拡大します。
やはり窓のあたりはヨソよりも外板が厚くなっている。
おおお~と思いつつ、どうやって作るのかはさっぱりわからん。
傷口のところだけ、追加でガーゼをあてる感じだろうか。
少なくとも「包帯グルグル」だけじゃ説明がつかないよね。
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