僕にしては忙しいだけ
帰国した成田空港から都心にでるスカイライナーの中で
「明日の朝から、取材いける?」というメールがきた。
若いころは自分が忙しい人間だと思っていた。
あちこち飛びまわって、休みもとらずに原稿を書いて。
だけど世の中にはもっと忙しい人がたくさんいる。
「もうこれ以上は無理です」といっている僕よりもずっと。
要するに僕は忙しいんじゃなくて、
ただ「自分の限度」いっぱいやっているというだけのことなのだ。
いまでも「忙しいな」と思ったり言われたりすることはあるが
「この程度で」と考えると、ちょっと恥ずかしい。
ちなみに帰国翌日の取材には、行くことにした。
けっこうクタクタに疲れていたのだけど、
サラリーマンなら帰国翌日でも普通に出勤しているはず。
「ええ! 明日かあ」などと考えること自体が、甘いのだろう。
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