凡人は、せめて締切厳守
「フリーの人はどうやって仕事を取るのか」と聞かれて絶句した。
そういえば、よくわからん(爆)。
若いころには営業に歩いたこともあるが、ほぼ全滅した。
たとえばギャラが高いと評判だった写真週刊誌には、
ハンググライダーの写真を持ち込んだけれどもボツになった。
「このパイロットが素っ裸の女の子だったり、墜落してたり、
建物にひっかかったような写真なら使ってやる」といわれた。
言われてみれば、たしかに週刊誌にはそんな写真ばかりだ。
それきり僕は週刊誌に写真をもちこむのはあきらめた。
カメラマンになろうと思ったのは、人の不幸をメシのタネにしたり、
大好きな「飛び道具」を下衆どもに嘲笑させるためではない。
そして、それきり週刊誌を読むのもイヤになった。
結局、依頼された仕事はちゃんと締切を守って納めること。
特別な才能のない凡人は、せめてそうした努力をするしかない。
そんなアドバイスは、才能のある若い人には退屈だろうけど。
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