丸断面は与圧に有利
僕が高校生の頃、まだC-46はけっこう飛んでいた。
とはいえ十代の飛行機マニアはポンコツ飛行機には冷淡だ。
今になってみると、もっとじっくり見ておけばよかった。
C-46の特徴は、コクピット周辺も含めて丸っこく滑らかなライン。
「遅いくせにカッコつけて。前が見えにくいだろ」と思っていたが
もともと与圧旅客機を狙って作られたといわれれば納得がいく。
実際には非与圧の輸送機として米軍を中心に使われたが
与圧用の機体構造のままでは重量的にかなり不利だろう。
では構造設計をやりなおして軽く仕上げたのだろうかとか
けっこう興味深い飛行機なのである。
| 固定リンク