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2013/03/22

光量100分の1の写真

787の窓は電気的に光の透過率を変更できる。
メーカーであるボーイングの説明によると、
もっとも暗くした場合の光の透過率は1%以下であるという。
それでも、うすぼんやりと外の様子は見ることができる。
見えているならば、写真も撮れる。
787window
普通に窓を明るくして撮ったら、1/500秒でf8くらいの写真だが、
ISO80、1/20秒、f3.5という撮影データが記録されている。
シャッタースピードは通常よりも25倍もスローであり
(つまり25倍も長い時間、シャッターが開いていたということ)、
また絞りは2段ちょっと大きく開いている。
カメラの絞りは1段(√2刻み)ごとに光の量が倍に変わるから、
f8から1段開いたf5.6で2倍、さらに1段のf4では4倍になる。
シャッタースピード分の25倍と絞り分の4倍を掛けると100倍。
実際には絞りはf3.5だったからさらにもう少し差は大きいが、
ボーイングのいう「透過率1%以下」という説明とぴったり一致する。

あ~、わかりにくい説明だな、ごめんなさい。
でも、わかる人には「おおっ」でしょ(笑)。
787が復活したら、ぜひお試しあれ。

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