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2012/12/12

様子がわからず逃げ遅れるのはイヤだ

好き嫌いを無意識にでも正義感に転化する人は珍しくない。
単純に「俺は嫌いだ」といえばいいところを
「けしからん」などと説教じみた言い方をしてしまう。
そういうみっともない大人にはなりたくないと思っているが(笑)、
油断はできない。常にセルフチェックの姿勢が必要だ。
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で、今日は窓のシェード(日よけ)についてである。
航空会社の中には、特に春から秋の日射の強い時期に
地上ではすべてのシェードを閉めてしまうところがある。
降りる前には、わざわざ客に「シェードを閉めろ」などともいう。
「ご協力に感謝いたします」とも。
それによって太陽熱による機内の温度上昇が抑えられ
エアコンの負担が小さくなってエコなのであると胸をはっている。
僕は、好き嫌いでいえば、そういう方針は大嫌いである。
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貨物機じゃあるまいし、外の見えない飛行機は息がつまる。
乗り込んだあとにはシェードを自由に開けてもいいのだが
そうと知らない人も多いのか、機内は薄暗いままということも。
僕が窓側席なら真っ先に開けるところだが
そうでないときには横から手を伸ばすわけにもいかず、もどかしい。
僕の認識では、特に離着陸時には緊急脱出に備え、
外の様子がわかるようにシェードは全開するべきであったはず。
航空会社によっては、わざわざそのように指示している。
なのに「エコな航空会社」はシェードを閉めたままでも平気という。
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実はクルーに「やばいんじゃないですか?」と聞いたことがある。
そうしたらドアにも窓があるから問題ないという。
だけどクルーが常にそこから外を見ているわけではあるまい。
外部の異常を乗客が先に発見したケースは少なくないし、
クルーだっていくつもの窓から広く外を監視できた方がよかろう。
ということで、あのくだらない「シェード閉めろ」という方針、
来年にはやめてもらいたいなあと個人的には思っている。
ま、要するに「俺は嫌いだ」といってるだけなんですけど(笑)。

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