死んだ人間より生きてる人間が大事
あるパイロットが亡くなって、
その人の記念碑だかを作るのに募金を募ろうという計画。
けれども、そんなモノを作る金を集めるくらいだったら、
いま資金不足で苦労しながらも頑張っている人たちとか
そっちの支援を考える方がずっと有意義ではないのか、と。
悪意どころか善意による計画であることは百も承知していたのに
思わず語気を荒らげてしまって反省したことがある。
<デイトンに建つライト兄弟の記念碑>
そりゃあ、ゆかりの地に記念碑のひとつもないのは寂しいだろう。
僕も航空記念碑を訪ねるのは嫌いではないが
それでも死んだ人間よりは生きている人間を大事にしたい。
未来を切り開けるのは、いま生きて、前を向いている人なのだ。
たぶん活動資金の調達でいつも苦労していたそのパイロットも、
僕と同じように考えただろうと信じたい。
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