プロペラとファン
高バイパス比ターボファンはターボプロップみたいだなと思う。
ただ一段のファンの押し出す空気が推力のほとんどを発生する。
ターボプロップとどこで線引きすればいいんだろう。
<シャッタースピードを上げると、停まって写るのも同じ(笑)>
要はナセルの有無だけかいな、とも思う。
けれども、たぶんそれはとても大きな違いなのだろう。
だからブレードの形も、まるで違ったものになっているのだ。
<C-130JやUS-2で使われているダウティR391プロペラ>
ターボプロップのブレードは、僕にもとてもわかりやすい。
高速化に対応してブレードを薄くして後退角をつけるというのは、
飛行機の翼でも普通にやっていることだからだ。
<ロールスロイス・トレント1000のファンブレード>
プロペラとはあきれるほど違う形をしている。
ターボプロップとの違いは、ダクトの中で回転するということと、
ほとんど重なるようにして多くのブレードが配されていること。
<実機に装備された状態>
間違えて曲げちゃったんじゃないのと思うような微妙なライン。
どうしてこういう形がいいのか、僕にはうまく説明できない。
<ちなみにこれがファンブレードの断面>
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