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2012/09/30

高い酒でも同じと思うが

村上春樹が朝日新聞に領土問題に関連した寄稿をしていた。
僕は素直に「すっげーな」と思った。
彼ほど大きな影響力を持つようになってしまった人が、
こうした問題についておおやけに発言しようというときには、
とてつもなく大きなエネルギーを必要とするはずだ。
それに敬意を表して、僕もささやかながら支持を表明しておく。
Bristol4_025_1_1
もちろん賛否いろいろな意見があるのも当然だし、健全だろう。
たとえそれがこそこそとした匿名の
安酒に溺れた酔っぱらいからの意見であったとしても。

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2012/09/29

アップルってテロリストみたいだ

突然、地図をちゃんと表示できなくしてしまうということは
テロに匹敵するくらい危険な行為であると思う。
Ap_map_1_1
※写真はイメージですけど。NDの空港チャート。

もちろんこの時期にこういうことを書くのは
アップルの iOS6 にアップデートしてムカついているからだ。
そこに標準装備される地図は、地図といえないほどお粗末だ。
僕は iPad2 でしか使っていないからダメージも小さいけど
それでもかなりびっくりしたし、かなり迷惑である。

古くからのアップルユーザーは「昔からそういう会社だった」と、
平然と、人によってはそこに愛情をこめていったりしているけど、
僕はそれを聞いて「昔からクズ会社だったのか」と思うばかり。
アップルにはマイクロソフトほど悪いイメージはなかったのだけど、
使っていなかったから誤解していただけなんだね。

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2012/09/28

パイロットはどこを見ている?

Marshaller
飛行機でも自動車でも、進行方向を見て操縦するのが基本だ。
もちろん同時に周囲や計器にも注意を払うべきだが
ごく自然には、見ている方に乗り物は進んでいく。
だからマーシャラーが横にいると気になってしまうのだ。

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2012/09/27

続・語るのもいいが金をくれ

Broken_glass
自分たちの暴徒による被害の責任はおまえらにある、
などと主張するのは、とてつもなく破廉恥なことであると思う。
だから、そんな暴論に屈するなという声があがるのも無理はない。
が、暴徒による破壊や略奪の責任追求はともかくとして
とりいそぎ被害を受けて困っている人や企業を支えようぜとか、
そういうことには全然ならないんだね、いつもながら

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2012/09/26

続・ロッキード・シリウス「名島モデル」

Sirius_001_1_1
<福岡にあるロッキード・シリウス水上機のレプリカの尾翼>
アメリカのNASMに現存する実機とは尾翼の図柄が異なり
リンドバーグ来日時の姿を忠実に再現しているのだという。
では、どんな風に違っているのかというと・・・・
Sirius_002_2_1
<米国立航空宇宙博物館の実機の垂直尾翼>
ロッキードの会社ロゴの色や図案がちょいと違う。
よく調べたなあ。
Sirius_003_1_1
<ついでにサンフランシスコ国際空港に展示されている模型>
これはNASMの実機と同じ、黒い会社ロゴですね。
ちなみに福岡空港国際線ターミナルに展示されている模型
やはり黒い会社ロゴのスミソニアン仕様。

もう記念日はすぎてしまったけど、
シリウスが福岡にやってきたのは1931年9月17日だった。
それ以前に根室、霞ヶ浦、大阪にも寄港しているけど
それらの地方でロクにアピールしないうちに、
「日本でリンドバーグといえば福岡」と印象づけたのはさすが。
翌18日には、もう中国に向けて飛び立っているから、
決して長く滞在していたわけではないのだけど。

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2012/09/25

ヘタなデザイン以下ってこと

交差点の停止位置を二輪と四輪とで分けているところがある。
台北でも同じようなことをしていたけど、
バイクのデザインはあまりうまいとはいえないなと思った。
Taipei_bike_1_1
まあ、わかるだけ羽田空港のサインデザインよりマシか。

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2012/09/24

空気抵抗は小さいだろうが

Crj200jair
いままであまり気にしたことがなかったけど、
この角度から見るCRJ200の水平尾翼って、とても小ぶりだ。
DC-9系のスラリとしたのを見慣れたせいかもしれないが
こんなもんでいいのかなと思ってしまう。

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2012/09/23

眠気より雲

飛行機では外の景色と眠気のせめぎあいになるのだが
このまえは素敵な雲がたくさんあってあまり眠れなかった。
Ryukyu_clouds_001
<雲の下の雨のスクリーンに虹>
虹が見える角度は自分と太陽の位置から決まってくるので
この虹も刻々と移動した。見えるのはほんのわずかな時間。
Ryukyu_clouds_002
<意外に低かった積雲の群れ>
海面に雲の影がうつったおかげで「あっ、低いんだ」とわかった。
とすると、海と空の境界はどのあたりになるのやら。
Ryukyu_clouds_003
<大きくのびる積雲の影>
飛行機の写真を撮っているときに大きな雲の影に入ってしまうと
がっかりするんだよね(笑)。
Ryukyu_clouds_004
<夜の街の上にかかる雲>
機内の照明の反射を消すのに四苦八苦したけど、きれい。 

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2012/09/22

目がふし穴だった

F-15のエアブレーキなんかいくらでも見ていたはずなのに
わりと最近まで閉じた時に表面が平らになるように、つまり
エアブレーキの厚みに相当する窪みが胴体にあると思っていた。
プラモデルって、そうなっていなかったっけ?
F15airbrake
<見事に、まっ平ら。まるでハンターと同じじゃない>

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2012/09/21

ミスド発祥の地

僕はドーナツを食わない。嫌いではないが、特に好きでもない。
だから、わざわざ食う機会がないといった感じである。
Jal787g_005_1_1
<JAL787が就航したボストンはミスタードーナツ発祥の地>
ボストン線の機内では、それにちなんだコラボの機内食も出た。
そこでボストンでは記事の飾りにミスドの写真を撮ろうと考えた。
シアトルのスタバ1号店みたいなのがあると思っていたのだ。
けれども、ボストンではついにミスタードーナツを見なかった。
ドーナツ屋はあちこちにあったけど、みんなダンキンドーナツ。
Dunkin_donuts
<おっと、これはモスクワのダンキンドーナツでした>
実はアメリカのミスドはダンキンドーナツに買収されてしまった。
だから発祥の地にも、一軒も残っていないのである。

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2012/09/20

マニアじゃなかった

全国の空港や基地の事情がよくわかっているわけではない。
だから行った先々では、地元の方にいろいろお聞きする。
「道の駅かでな」にも超望遠レンズを持った人がいた。
F-22ラプターが午前中に6機も飛んでしまったので、
今日はもう打ち止めなのかな、引き上げちまおうかなと
「F-22は1日1回くらいしか飛ばないんですかねえ」と聞いたら
「さあ」と、ちょっと困ったような感じで返事をされた。
もちろん米軍の正確なフライト予定なんか誰もわからないけど
地元なら「2回飛ぶこともありますよ」とかわかるかと思ったのだ。
ずいぶん慣れた様子だったけど、地元の人じゃないのかな。
Mk77_01
外来のFA-18Dが変わった「吊るし物」をつけていたので
「何だろう」と調べていたら、同じ日に撮った写真にヒットした。
ナパーム弾の代用品として問題視されているMk77爆弾。
着陸したときにはつけていなかったから「落としたな~」と
地元メディアで記事にされていたのである。
Mk77_02
マニアじゃなくて、メディアの人だったのかあ。
そりゃあ能天気なオッサンにいろいろ聞かれても困るよね(笑)。
ちなみにラプターは午後も飛びました。ご参考まで。

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2012/09/19

ならばもっと面白いモノ書くか

Klm_hq
<緑に覆われたKLMオランダ航空の本社地区>
昔はこんな風に地面や屋上に描かれたでっかい文字を見ると
「飛行機から見てわかるようにしたのだな」と思ったけれども
最近はグーグルアース対策かしらんと思う。
実際に、くっきりと見える。おそろしや。

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2012/09/18

フルサイズ信仰、根深いなあ

僕がしぶとくAPSカメラにこだわっていると書いたことに対して、
「EOS7Dでは雨の中では不安でしょう」と言われた。
不安だって何だって撮らなきゃならないんだから仕方ない。
それに、どんな環境でも不安じゃないカメラなんかあるのか?
Rainy_day12_003
<787の初飛行では氷雨の中で1時間近くも着陸を待った>
確かにEOS1D系のようなフラッグシップ機は
機能だけでなくそうしたタフネスも追求して作られている。
が、経験上、壊れるときにはサッサと壊れるのは何でも同じ。
だから1D系だろうが雨などに対しては相応の保護が必要だ。
つまりEOS7Dなどの「アマ用APS」機と扱いは変わらない。
Rainy_day12_001
<空港エプロン地区では安全のため傘をさすことはできないし>
もちろん最後の最後でタフさの差が出る可能性もあるが
ぬるい飛行機撮影ではあまり気にしなくてもいいと思う。
Rainy_day12_002
<このときも想定外の雨に、レジ袋にレンズ穴をあけて撮影>
7Dなら準防滴だからマシと思うかもしれないが、これ20D(笑)。
けれども1Dでも同じように保護していたと思う。
バンダナで雨滴の直撃を防いでやるだけでもだいぶ違うよ。

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ひゃあ~、キヤノンは今度はフルサイズのEOS6Dを発表。
7Dの後継機は、またおあずけか~(涙)。
ボディをAPS機なみにコンパクトにしましたって・・・アホか。
レンズまで含めたシステムとしての差が重要なんだってば。
ボディなんかEOS1Dと同じ大きさと値段でもかまわんのだよ。
それでも阿施光南はいつも通りにまず2台は買ってやるよ
とにかくシステム全体で小型化できるのがメリットなのだから。
もうキヤノンは「儲からないAPS機」なんか作る気ないのかなあ。
ここまで邪険にされると、30年以上もキヤノン一筋で愛用したけど、
いよいよサヨナラも本気で考えはじめている(怒)。

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2012/09/17

日本最西端と日本最南端の駅

Naha_ap_sta
日本最西端の駅は沖縄「ゆいレール」の那覇空港駅。
ここは飛行機に乗るついでだから多くの人が利用する。
記念のレリーフの写真を撮る人もたくさんいる。
Akamine_sta
その隣の赤嶺駅は日本最南端の駅になるのだが
こちらの記念碑は途中下車しないと見ることができない。
それが面倒で、僕もようやく初めて(笑)。
Naha02
カメラを出したついでに、定番の自衛隊展示機も撮っておいた。
赤嶺駅から那覇空港駅への間で見ることができる。
と比べるとF-4が増えている。そのうちにF-15も加わるかな。

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2012/09/16

APSとATC

僕がAPSにこだわるのは機材がコンパクトになるからだ。
カメラボディの大きさはフルサイズ機でもたいして変わらない。
しかしシステムとして、トータルでの差はきわめて大きくなる。
たとえば先日の取材では縦グリップつきのEOS7D×2台と、
魚眼から超望遠640mm相当までをカバーするレンズ5本、
それに2泊分の着替えや、ひげそりなどの身だしなみ用品を
機内持込みサイズのカメラバッグひとつに収めていった。
まだ×1.4くらいは入ったから、900mm相当までは平気だ。
フルサイズ機では、とてもこうはいかない。
「無理しないで荷物預ければいいじゃん」と思うかもしれないし、
僕だってもちろん預けることはある。
けれども最近の国際線、特にタイトな乗り継ぎがある便では
僕は荷物の不着を、たぶん消費税以上の高率で経験している。
なくされたわけではなく後からちゃんと届き、また帰国便だったが
これから仕事という行き便だったら致命的だったろう。
Mof_tower
もちろんAPSでも、荷物はぎりぎりまで絞り込む必要がある。
だからエアバンドレシーバーすら持っていかない。
外周撮影では、たいてい誰かがエアバンドを聞いているから、
その人の動きを見ていればだいたいわかるし(笑)。
本当はスピーカーにしてガンガン流してほしいと思うけど
だいたいみんなこっそりイアフォンで聞いている。
「まわりの迷惑」とか「通信の秘密」とかいう人がいるせいだろう。
だが航空管制では、交信者同士だけでなく広く周囲の航空機にも
交信を聞かせることで全体の交通状況を知らせることが重要だ。
そこで電話と同じような「通信の秘密」なんて適用されるのか?
百歩譲っても、スピーカーで流れるのを個々に聞くことが、
「通信の内容を他人に漏らす」なんてことになるのか?
ちなみに今日の写真はシアトルのミュージアム・オブ・フライト。
空港を見渡せる展望室では実際のATCをガンガン流している。

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2012/09/15

人間でも読めねえよ

たまにWebボット対策の画像認証(CAPTCHA)につきあたる。
ここに書いてある文字を読んで入力しろ、というやつだ。
人間には読めるけど機械には読めないというレベルを狙って、
あえてきわどく歪めた文字にしている。
が、僕も何度かハネられたことがある・・・キカイジャナイノニ。
Captcha
<拡大しているからマシだけど、「O」か「D」か迷ったぜ>
ちなみに写真に書いている「(C)KONAN ASE」のサインは
CAPTCHAとは関係ありません。
たまに聞かれるけど、鉛筆ツールとマウスで書いている。
あえて読みにくさを狙っているんじゃなくて、
書きにくいから、本当は達筆なのにヘタに見えちゃうんだよ(笑)。
「息子に書かせているのかと思った」と言われたこともあるけど
あいにく、もう小僧の方が字はきれいだし(涙)。

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2012/09/14

滑走路中央標識

Rw_middle_point
離陸する飛行機のちょうど真下に3本の白い線が見える。
これは滑走路の真ん中を示す「滑走路中央標識」という。
が、自分が操縦するときには、こんなラインを意識したことがない。
「注意が行き届いていないんだなあ」と反省して、
それから注意しようと思ったのだけどやっぱり見えなかった。
僕がもっぱら飛行機を操縦するアメリカにはこんな線はないのだ。
グーグルアースで見ると、ないのが世界の趨勢みたい。
日本でも米軍や自衛隊の基地には書かれていないし、
軍民共用の那覇にもない。けれども、小松にはあるなあ(苦笑)。
純民間空港でも関空には書かれていて、伊丹にはない。
ちなみにグーグルアースではまだ工事中だけど、
羽田空港の新しいD滑走路には書かれている。
こうなると、どういう基準で書くのか書かないのか、よくわからん。
へっぽこパイロットとしては、どうせ見てないから要らない(笑)。
でもカメラマンとしては、あった方が少し便利かな。
初めての空港で撮影ポジションを決める目安として使えるから。

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2012/09/13

その先の窓拭きはどうするのか

Hij2012_001
<広島空港の円筒形通路。まわりを囲むハシゴがある>
窓を拭くためだと思うのだが、レールは先までいっていない。
先の方は下に屋根が張り出しているから、
そこに脚立でも乗せればいいと考えたのかなと第一の推測。
だけどレールを先に伸ばした方がスマートで簡単だろうにとも。
それから通路の反対側には下に降りる階段か何かがあって
レールをつけられなかったのかと思いついた。
何でもいろいろ理由があるもんだね。

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2012/09/12

ハイブリッド車初体験

僕はホンダのバイクには3~4台は乗っていたし
ホンダの自動車にもしばらく乗っていたことがある。
今のバイクはヤマハだが、ホンダ店に主治医をお願いしている。
ホンダ車に乗っていたときに、圧倒的に信頼できたので、
無理を承知で面倒を見ていただきたいとお願いしたのである。
最初にこんなことを書いたのは、おまえはアンチホンダだとか
トヨタの回し者だとか馬鹿なことを言うやつらがいるからだ(笑)。
C17to_1
沖縄でレンタカーを借りたら、ホンダ・インサイトだった。
おお、ハイブリッドカーは初めてだなと、ちょっとうれしかった。
運転してみた感じは普通のガソリン車と違和感がなかったけど
ハイブリッドカー=燃費勝負、というイメージが強いので
自然とおだやかな運転になっている自分に気がついた。
車両の基本燃費性能に加えて、こういう精神的な面でも
ハイブリッドカーは燃費をよくする効果があるのかもなと思った。
F22raptor
乗ったのは那覇と嘉手納の往復約60kmのみ。
ずっと1ヶ所で撮影していたから、日中は一切乗っていない。
国道58号線は朝はスムースで、夕方は少し渋滞した。
けれども空港まで1時間かからなかったから、さほどひどくない。
レンタカーを返す前のガソリンスタンドで、わざわざ
「たいして入らないと思いますけど」と言い訳したくなった。
リッターあたり20kmとしたら、せいぜい3リットル入るだけ。
あまり商売にならなくて申し訳ありませんというニュアンス。
ところが7リットル以上入った。リッター10km以下だ。
これって、ぜんぜん燃費よくないじゃん。
F15ceagle2
最初に完全に満タンじゃなかった可能性もあるけれども、
少なくとも燃料計の針はいっぱいに上がりきっていた。
以前レンタカー屋とトラブッたことがあるので常に確認している。
「運転がヘタなんでしょ」といわれても否定はしない。
だけどガソリン車のときはヘタな運転でも、もっと燃費がよい。
か~なり驚いてWEBで調べてみたら、
同じような疑問を呈した人が袋叩きにあっていたというわけだ(笑)。
まったくWEBの匿名者って、根拠も知識も怪しいのに容赦ない。
それで「いじめ問題」とか非難できるのかよ、と思ってしまう。

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2012/09/11

戦ったあとヘトヘトで帰る場所

Sukhothai
よく「ホテルマンは靴を見て客を判断する」という人がいるが
そういう人はホテルマンに値踏みしてもらうために、
そして「ご立派ですね」と言ってもらうために慎重に靴を選んで、
ピカピカに磨き上げたうえでホテルに泊まるのだろうか。
Meurice2_039_1
僕はいつも仕事で心身ともにヨレヨレになってホテルに戻る。
重いカメラとヘタな英語で1日真剣勝負したらクタクタになる。
そのうえでホテルマンのご機嫌なんかとりたくない。
またそういう気をつかわせないのが「いいホテル」だと思う。
Bristol2_017_1
いいホテルマンというのは、靴で客を値踏みなんかしないはずだ。
靴を見て対応を変えるようなら、そこはまだ三流以下。
幸いにして、僕はチップを払えないようなホテルでも、
安物の靴を見られたうえで邪険にされたことはない。

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2012/09/10

ハンマーと鎌

ソ連が崩壊してから今年でもう21年になる。
崩壊の年に生まれた子供は、もうとっくに成人しているわけだ。
エアロフロートの尾翼にもロシアの三色旗がはためいている。
Su_mark_001
ハンマーと鎌をあしらったソ連国旗を見る機会も少なくなったが
その名残はまだあちこちに残されている。
たとえばアエロフロートのマークにはハンマーと鎌が健在だ。
Su_mark_002
<機内で配られているチョコレート。中央が同社のマーク>

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2012/09/09

カーナビに道が表示されない

レンタカーでは早くからカーナビが装備されていたが
データ更新はされないままということも多くて
たまに「道なき道を行く」というような表示になる。
Car_navigation
これは新しいカーナビなのだが、そしてちゃんと道はあるのに
道が表示されない場所だった。
こういうときって、目的地を設定したら経路はどうなるのだろう。
「via H-TWY・・・」とか表示されたりして。

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2012/09/08

電動工具は夢だ、ロマンだ

何年か前に、憧れの電動ドライバーを買った。
滅多に使う機会はないし、しまっておく場所だって窮屈だ。
が、組立て家具を新調したついでに買ってしまったのだ。
はじめてラチェット式ドライバーを買ったときもうれしかったけど
電動ドライバーのうれしさはその何倍も上だ。カッコいい。
組立て家具なんかあっという間に仕上げてしまい、
あとはまるで出番がないのが悲しかったけれども。
Ew83d2_002
最近、カメラのトラブルに関連してWEBで情報収集していたら
EF-S10-20mm用にレンズフードを改造する話があった。
純正レンズフードはひどいデザインだから僕も使っていないが、
他のレンズ用の、もっとコンパクトなフードが流用できるという。
ただし、先端を少し削らないと画面がケラレてしまうのが問題。
グラインダーが欲しかったけれども、それこそ他に使い道がない。
ところが、ホームセンターで電動ドライバー用のアダプターを発見。
Ew83d2_001
おお、即席のグラインダーに変身した。
ちょっと頼りないけど、プラスチックのフードを削るくらいはOK。
こうして改造を終えたのが最初の写真である。
仕上がりが雑だとか、ロマンを語っているときに野暮いうなよ(笑)。

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2012/09/07

上野健久のジェットウォーバード近況(おわび)

L39c2_001_2
「コクピットイズム」と「パイロットにチャレンジ」でご紹介した
ジェットウォーバード・トレーニングセンターのジェット操縦訓練。
リノ・エアレースの優勝経験者である上野健久の指導により
L-39アルバトロスなどを自分の手で操縦しようというものだ。
ただし先日も書いた以上に問い合わせが殺到しており、
最近では誌面で紹介した電話番号も一時不通になっている。
L39c2_002
本人に確認したところ、すでに数千通もの問い合わせがあり
唯一の日本人教官である上野が一人で対応しているけれども
訓練や業務もこなしながらであり、追いつかないとのこと。
そこでやむをえず国際電話は一時的に不通扱いとして
メールのみを受信するようにしているのだけれども、
メールの返信にも時間がかかっているという。
L39c2_003
ちゃんと態勢を整えておけとお叱りを受けても当然と思う。
しかし1時間に20万円以上という高額な訓練であるうえに
最低でも自家用ライセンスがないと訓練を受ける資格すらない。
阿施光南の渡航時にもめぼしい人たちに声をかけてみたが、
結局は誰一人として一緒には行こうとはしなかった。
これはせいぜい数人の問い合わせがあればすごいねと、
正直なところ、日本のパイロット事情はその程度と考えていた。
数千というのは、上野にも阿施にも想像もできなかった数なのだ。
L39c2_004
目下、より迅速な情報提供のためのウェブサイトを準備中だが、
開設できるまでにはまだ数週間はかかるだろうとのこと。
問い合わせ中の皆さまにはご迷惑をおかけして申し訳ないが、
ご理解のほど、よろしくお願いします。

なお、ジェットウォーバード・トレーニングセンター(上野)の
メールアドレスは以下の通りです。
コクピットイズムでは間違えて出しちゃいました(涙)。
おわびして訂正いたします。
上野用なので、日本語でOKです。
★マークを@マークに置き換えてください。

skyadventuresusa★yahoo.com

また右側のサイドバーのマイフォトに
「ジェットウォーバード・トレーニング」を追加しました。

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2012/09/06

ヘリコプターのツノ、というかヘルメット

Wsps
<日本でも装備機が増えているWSPS>
ワイヤー・ストライク・プロテクション・システム、というよりは
ワイヤーカッターという名前の方がポピュラーだろう。
ヘリコプターの「アゴ」と「オデコ」につけられる電線カッターだ。
「ツノ」のどこかでとらえられたワイヤーは赤矢印のように滑り
最後にバックリと口を開けたカッター部分で切られる。
試験の様子を動画でみると、本当にバッサリ切れてしまう。
これまで電線の餌食になったヘリコプターは数知れないが
これがあれば助かっていたヘリコプターも少なくないはずだ。
その効果を疑問視する人もいるようだが、
僕はこれはバイクのヘルメットみたいなものだと思っている。
ヘルメットをかぶっていたって、死ぬときは死ぬ。けれども
10回に1回でも助かる命があれば、意義があるのではないか。
・・・ただ、ちょいとお値段がはるんだけど。

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2012/09/05

上に立ってみたくなるベンチ

Bench_seat
豊洲で見かけたベンチ。何かに似ている、と思った。
形としてならば、フォッカーDr.I の車輪まわりかな。
気持ち的にはセグウェイ

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2012/09/04

トリミングも勉強、と思う

748trimming_001
<飛行機が小さすぎてパッとしない。間の抜けた写真だ>
写真の不要な部分をカットすることをトリミングという。
748trimming_002
<周囲の空をカット。ずっとマシになったと思う>
ただしトリミングを嫌う人も少なくない。
シャッターを押した瞬間に完成されていないとイヤなのだ。
気持ちはわかるし、撮る段階で完成をめざすのは当然だけど
あんまりそこにこだわりすぎるのは僕からすると馬鹿ばかしい。
作品を見る人は、それが「トリミングされていないからいい」とか
「トリミングされているからダメ」とか判断するわけではない。

とはいえ昔のデジカメはあんまりトリミングができなかった。
僕が最初に買ったEOS20Dは約800万画素。
表紙で使おうとすると、印刷所から「データ不足」といわれた。
トリミングしたら、さらにデータ量は小さくなってしまうから
基本的にはノートリミングで使うしかなかった。
いまはEOS7Dでも、ポスターくらいには楽勝で伸ばせる。
多少トリミングしたって、昔のフィルム時代よりはずっと精細だ。
748trimming_003
<上の写真をさらにトリミングしてみた>
最初の、ノートリミングのままよりはずっと僕の好みである。
748trimming_004
<さらに思い切ってトリミングして明るさを再調整>
真っ黒みたいだった機体下面にも、すこし表情がでてきた。
さすがにここまでトリミングしたものは印刷では厳しいが、
ブログの写真に使うくらいならまるで問題ないだろう。
たとえ使えなくても撮影時のフレーミングには参考になるはず。
トリミングを嫌悪する人は、そういう機会をみすみす逃している。

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2012/09/03

がんばれヒヨスケ

キッチンの窓の外でかわいい声がする、とカミさん。
我が家はマンションの4階だが、外壁に狭い張り出しがある。
そーっとのぞくと、そこにスズメくらいの鳥がうずくまっていた。
クチバシの様子や、羽根の生え具合からも、まだヒナのようだ。
巣から落ちたのだろうかと壁の上の方まで見てみたが、
巣を作れそうな場所なんかない。
かといって、こんなヒナがどこかから飛んできたとは思えない。
げー、いったいどうしたんだ、おまえ。
Hiyosuke
こちらを見上げても、まるで逃げようとする様子がない。
まだ人間とか、他の動物の怖さを知らないのか、
動けないほどに弱っているのか、あるいはケガをしているのか。
だが、どうする? 手を伸ばしても届く場所ではないが、
それでも手を出すと、エサをねだるように大きく口を開けて鳴いた。
「おまえ、腹へってるのか?」
だが、スズメのヒナは何を食うのだろうか。
虫、なんかないよ。仕方ないのでパンを小さくちぎって投げてみた。
見事にすぐ近くに落ちたが、まったく何の反応も示さない。
避けるでもなく、また食うでもなく、まったくの無反応。駄目だな。

それからWEBで「スズメ、ヒナ、保護」と検索をかけてみた。
「すずめSOS」というサイトにヒットした。
そこでいろいろ調べて、スズメではなくヒヨドリのヒナらしいこと、
巣立ちの練習中に迷い込んだ可能性があること、
その場合は近くに親鳥がいるはずなので、
心配でも何もしないで放っておくことと書かれていた。
近くに親がいるなら、僕らの気配がない方がよかろう。
半信半疑で引っ込んでいたら、本当にしばらくして
親鳥らしいのがやってきてチビを誘導して飛んで行った。
僕の部屋の窓から、それっぽい小さな影が飛んでいくのが見えた。
「おお~、本当に飛べたのかあ」と、少し感動した。
人間だって鳥だって、最初に飛ぶときは大変だよね。
人のことも怖がらずにピーチクいってる無邪気さが心配だが
なんとか元気で成長してほしいものだ。
大きくなったら、またいつでも遊びにおいで~。

しかし、いつもはうるさい鳴き声のヒヨドリなのだが
ヒナを呼ぶときはすごくやさしい声をだす。やっぱりお母さんだね。

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2012/09/02

あの雲は雨を降らせるか

雨は雲から降るが、雨を降らさない雲もある。
その目安のひとつは、雲の底の色だ。
雲の底まで白い雲はまず雨を降らせることはないが
黒く影になって見えたならば注意した方がいい。
経験的にはなんとなく「そんなもんだよな」と感じていたことも、
こうして言葉で表せば、わかりやすいノウハウになる(笑)。
Klm_ams60e
左上の雲、厚みがないくせに妙に雲底が黒い。
こいつが本当に雨を降らせるかどうか、けっこう悩むところだが・・・、
こういうあやふやさも、まあ観天望気のおおらかさ。
Naha_136_1
遠い空の右側の方は、雲じゃなくて雨。

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2012/09/01

落下防止対策

航空機のドアを開けて撮影するときには命綱をつける。
完全に外に出てしまうような場合はともかく
身体を乗り出す程度ならば体重を支えるほどごつい必要はない。
ドアより外に身体が持って行かれないようにすればいいだけだ。
Safety_wire
阪神淡路大地震のあとよく見られるようになった
橋梁などの落下防止用のワイヤー。
こんなもので橋の重量が支えられるのかという人もいるが
もちろん支えられないと思う。
だけど橋が落ちるほどにズレることは防げるだろう。
とりあえず、それでヨシとするということだ。

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